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【部下の報告に気づかない上司】部下が報告をしない理由と対処法

2021年11月1日

 

部下にいつも報告しろと言っているのに、なんで報告してこないんだろう?報告が遅れると、問題があった時の対処が遅れると、あれほど注意しているのに、、、。なんで報告のひとつもできないんだろう?

 

部下からの報告がないと、悩んでいる上司の方はいませんか?

 

実は、部下が報告しないんじゃなくて、上司がさせないようにしている可能性があるんです。

 

この記事では、どうすれば、部下から報告してもらえるのか、について解説しています。

 

部下からの報告がなくて、悩んでいる方の参考になれば幸いです。

 

本記事では、下記の内容を解説します。

 

  • 部下が報告をしない理由
  • 部下が報告するようになる方法
  • 部下への接し方次第で、部下は変わる

 

この記事を書いている僕は、不動産投資会社で4年間勤務していました。

 

部下の辛さや、上司の大変さを経験してきました。

 

今回は『部下が報告しない理由と対処法』について解説していきたいと思います。

 

部下が報告をしない理由

 

部下が報告しない理由は、主に3つあります。

 

理由①:「自分で考えろ」と言われたから

仕事をする上で、部下本人が考えながら仕事をすることは必要なことです。

 

ですが、なんでも「自分で考えろ」と突き放してしまうのは、逆効果なんです。

 

というのも、「報連相したところで、自分で考えろと言われるなら、報連相って意味ないよね」と、部下は考えてしまうんです。

 

部下本人が考えることも大事ですが、上司がちゃんと、部下の話を聞くことも、同じくらい大事なんです。

 

理由②:報告するタイミングが分からないから

上司が忙しそうにしていると、部下は気を使うんです。

 

  • 忙しいから、後で報告したほうがいいのかな、、、
  • 今はなんだか機嫌が悪そうだし、あとで相談しようかな、、、

 

報告した方がいいと思っていても、『今のタイミングでもいいのか』と、報告のタイミングが分からないことがあるんです。

 

報連相のタイミングが、分からない部下もつらいんです。

 

『報告したいけど、怒られたらどうしよう』と不安でいるんです。

 

理由③:報告が必要かどうか、判断できないから

報告が必要なことなのかどうか、判断できない部下もいます。

 

  • これって報告が必要なんだろうか?
  • こんなことでも、報告していいのだろうか?

 

主に、まだ仕事を理解していない、新入社員に多いのではないかと思います。

 

一見、些細に思えるようなことでも、実はすごく大事なことってありますよね。

 

新入社員はその辺がまだ分からないので、上司や周りがしっかり、教えていないのが原因なんです。

 

部下が報告するようになる方法

 

部下に報告させる方法は、実はそんなに難しくないんです。

 

部下に報告させる方法①:つき返さない

忙しい時によくあることですが、『そんなことでいちいち相談してくるなよ』と、つき返してしまったことはありませんか?

 

上司からすれば、「こんな忙しい時に」と思われるかもしれません。

 

ですが、つき返された部下は何を思うんでしょうか?

 

おそらく、「忙しい時は、相談しちゃいけないんだ」と思うのではないでしょうか?

 

ただ、『忙しくても相談に乗れ』といいたいのではありません。

 

上司なんですから、毎日が忙しいのです。

 

つき返さないというのは、きちんと、説明をすることが必要だということなんです。

 

例えば、「悪いけど、今は手が開かないから、1時間後にしてもらえないかな?」と伝えてみてはいかがでしょう。

 

今は相談に乗れないけど、後で相談に乗ってくれることがわかれば、部下も『相談していいんだ』と、思うのではないでしょうか?

 

ここで、大事なのは、『いつならいいのか』を具体的に伝えることです。

 

『後で』だと、『後っていつ?』と分からないので、部下ももう一度聞きづらいし、最悪の場合、相談することをやめてしまうんです。

 

「そういえば、この間何か相談しようとしていなかった?」と質問しても、部下は「あ、もう解決したので大丈夫です」と、そんなやりとりをした経験はありませんか?

 

部下に報告させる方法②:丁寧に説明してあげる

仕事がまだ分からない段階では、どんなことを報告して、どんなことを報告しないのかが、分からないことがあります。

 

原因は簡単で、

  • まだ仕事になれていないから
  • 部下への説明不足

なんです。

 

部下への説明不足というのは、多くの場合「何かあった時は報告してね」と、伝えて終わりにしているのが原因なんです。

 

『何か』とはなんでしょう?

 

この『何か』が分からないので、ことが起きても、報告する必要があるのか、それともないのか、判断できないんです。

 

なので、「〇〇になったら報告してね」とか「〇〇を10部作ったら報告してね」とか、『何がどうなったら』報告すればいいのかを、明確に伝えることが必要なんです。

 

部下に報告させる方法③:部下からの報告をキャッチする

部下からの報告が、少ないと悩んでいる上司は多いと思うんです。

 

ですが、部下って実は、たくさんのことを報告しているんです。

 

例えば、部下から「取引先の〇〇部長、今月で定年退職するそうですよ」と話しかけられたら、どう反応しますか?

 

そんなの『どうでもいいこと』として、「へぇ〜そうなんだ」で終わりにしますか?

 

それとも、「それなら、こちらも何か、祝いの品でも送った方がいいかもね」と答えてあげますか?

 

仕事とは直接関係ない、ただの会話かもしれません。

 

ですが、これも部下からの報告なんです。

 

こういった、部下からの『小さな報告』をキャッチして、積み上げることが、部下からの『重大な報告』へと繋がっていくんです。

 

部下への接し方次第で、部下は変わる

 

部下が報告をしてこない大きな原因は、『上司からの対応』だと思うんです。

 

  • 部下が報告しようとしているのに突き返すして、それっきり
  • 明確な説明がないから、部下も何を報告していいのか分からない
  • 部下は報告しているのに、上司がそれに気づかずスルーしてしまっている

 

そのため、報告することをやめてしまうんじゃないでしょうか?

 

上司にとっての「報告」と部下にとっての「報告」って違うんです。

 

上司にとっての報告は、プロジェクトの進捗や抱えている課題など、仕事をする上で重要なことではないでしょうか?

 

ですが、部下にとっての報告は、仕事上で起きた出来事全てなんです。

 

重要なことも、そうじゃないことも。

 

この『そうじゃないこと』の報告が多いから、イライラする上司の多いんじゃないでしょうか?

 

「そんなことまで、いちいち報告するなよ、こっちは忙しんだから」と、こんな感じに。

 

それが態度に出てしまい、部下からの報告が減っていく。

 

なので、部下から報告があったとき、上司の対応が今後を左右するといっても過言ではないんです。

 

まとめ

 

『報告』と一言でいっても、上司と部下の間に、ズレがあるんです。

 

上司がして欲しい『報告』と、部下のした方がいい『報告』って違うんです。

 

まずは、このズレを修正するところから、はじめてみてはいかがでしょうか?

 

それには、なんといっても、部下自信が『報告することの必要性』をわかってないといけないんです。

 

それだけじゃなく、上司も部下への対応を見直す必要があるんです。

 

 

ということで、今回は以上です。

 

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