仕事を辞めたいけど、いろいろ考えると、『辞めたいです』が言えない。
この記事では、辞めたいのに、辞めたいと言えない。
そんな、もどかしい気持ちの対処方法について、解説しています。
「辞めたい」の一言が、言えるようになりたいかたの、参考になれば幸いです。
本記事では、下記の内容を解説します。
- 『仕事を辞めたい』の一言が言えない
- 『辞めます!』の一言が言えないときの対処法
- こういう状況は、危険信号
この記事を書いている僕は、不動産業界で6年間勤務していました。
入社当初の僕は、何もできない、怒られてばかりのダメダメ社員でした。
それでも、役職をもらい、部下がつくようにまでなれました。
そこで、今回は『仕事を辞めたいと、言えないときの対処方法』について解説していきたいと思います。
『仕事を辞めたい』の一言が言えない
「仕事を辞めます」の一言が簡単に言えればいいのですが、なかなか言い出せないときってありますよね。
あなたの『言い出せない理由』はなんでしょう?
言い出せない理由①:上司の引き止めにあうのが怖い
辞めたいと言えない、一番の理由は『上司の存在』ではないでしょうか?
- 上司に説教される
- 上司の引き止めにあう
- 上司が怖いから、近づけない
辞めたいのに、目の前に立ちふさがる、上司という名の壁。
どうやって、乗り越えようか、考えても手段が見つからない。
「電話一本で済ませればいいんじゃないの?」と思われる方もいるかもしれません。
ですが、電話一本で関係を断ち切ってしまうのも、社会人として、疑問が残ってしまう。
言い出せない理由②:自分の退職が、周りの迷惑になるんじゃないか
周りに気を遣って、なかなか辞めることができない人もいますよね。
- この忙しい時に辞めるなんて、、、
- 今関わっている案件がまだ途中なのに、辞めるなんて、、、
- 今までよくしてくれたのに、なんだか恩を仇で返すようで、、、
周りに気を遣ってしまって、「辞めます」を伝えるタイミングを見失う。
周りに気を使いすぎる人って、周りから好印象を持たれますが、自分自身、いろんなところで損をしているんですよね。
言い出せない理由③:本当に辞めることが、正しいのかどうかという迷い
一時の感情で、『辞めたい』と思ったとしても、本当に辞めてもいいんだろうか?という迷いが生じるときもあります。
- 辞めた後はどうしよう、、、
- 他にできることもないし、、、
- 給料も下がるし、今より生活水準下げれるかなぁ、、、
今の仕事を辞めることができたとしても、次の仕事はどうするのか。
その辺のことが、モヤッとした状態だと、「辞めます」がはっきり言えない。
会社を辞めるとなると、もう後戻りはできない。
そんなことから、本当に正しい選択肢なのかどうかという、不安を抱えてしまうこともありますよね。
『辞めます!』の一言が言えないときの対処法
仕事を辞めようと思っていても、なかなか「辞めます」の一言が言い出せない。
では、そんなときは、どのように対処すればいいのでしょうか?
辞めるときは余裕を持って伝える
周りに気を遣ってしまう方は、余裕を持って退職の意思を、伝えてみてはいかがでしょう?
会社を辞める際は、通常1ヶ月前〜2ヶ月前に伝えるのが、一般的です。
ですが、僕が辞めるときは、半年前に伝えました。
というのも、僕の仕事は常に忙しく、余裕のある時期となると、いつになるのかわからなかったかです。
なので、上司には、下記のように伝えました。
①:半年後に辞めるので、新しい人員を募集してください
②:どんな状況だろうと、半年後には辞めます
③:辞めるまでに、引き継ぎは完璧にします
もちろん、上司には「何があっても辞めます」と最初に伝えた上で、です。
引き止めに合わないの?
と思われるかもしれませんが、上司が引き止める理由は、大抵の場合、『辞めた後、今取り掛かっている仕事をどうするのか』なんです。
そのため、半年の間に自分の穴埋めをしてくれる人員を募集させ、そして引き継ぎも完璧にする。
そうすれば、上司は引き止める理由がなくなります。
『辞めます』という意思を強く持つ
もっとも大事なのは、『辞めるという意思を強く持つこと』じゃないでしょうか?
というのも、『辞めるという意思』が弱ければ、上司や周囲の意見に流されてしまうからなんです。
気が弱いし、すぐ気が変わるかもしれない、、、。
そんな自分が、どうすれば『辞めるという意思』を、強く持つことができるんだろう?
気が弱い人や、すぐ気持ちがぶれる人は、自分を追い込むという手を試してみてもいいんじゃないでしょうか?
追い込むというと、なんだか気乗りしないかもしれません。
要は前もって、ある程度将来に見通しをつけ、実際に行動に移すことなんです。
例えば、
- 転職先を先に決めてく
- 独立するなら、独立するためのセミナーに参加する
- 事業を始めようと考えているなら、人脈作りに動く
実際に行動していると、いい意味でも悪い意味でも、現実が見えてくるようになります。
現実がある程度見えてくると、強い意思も持ちやすいんじゃないでしょうか?
退職代行を使うのもあり
とはいえ、上記のようなことは、ある程度会社や上司に、理解力がある場合にしか通用しないんです。
会社がブラックだと、そうはいきません。
例えば、
- 辞めた月の給料は出ないからな
- 辞めるなら、代わりを連れてこい
- 会社を辞めるなら、違約金を払ってもらうから
など。
こういった引き止め方は、違法の場合があります。
それなのに、だまっていうことを聞かなきゃいけないなんて、理不尽すぎますよね?
こういった場合は、労働基準監督署など、しかるべき行政機関に相談して、キチンと対応してもらいましょう。
もし、
- そんな、おおごとにしたくない
- やめさせてくれれば、それでいい
というのであれば、退職代行というサービスもありますので、検討してみてはいかがでしょうか?
参考記事:≫≫【退職代行とは?】嫌な上司に会わずに、会社を辞めることができる
こういう状況は、危険信号
真面目な人に多いのが、周りに気を使いすぎて、自分を犠牲にしてしまうことなんです。
他の記事でも書いていますが、体は資本なんです。
何かあってからでは、取り返しがつかないので、十分注意しましょう。
- 夜が眠れない
- 朝がだるい
- 急にお腹周りが出てきた
- お酒をよく飲むようになった
そんなときは、医療機関にいって、診察してもらった方がいいかと。
体を壊して得るものなんて、何一つないのですから。
まとめ
仕事を辞めるとなると、なんだか罪悪感にさいなまれることもありますよね。
せっかく採用してもらった会社、今までお世話になった上司、フォローしてくれた同僚。
そんな人たちを裏切るようで、『辞めたいんです』の一言が言えない。
ですが、『辞めたい』と考えた以上、それだけの理由があるのではないでしょうか?
周囲に気を遣うことは社会人として、必要なことです。
だからといって、なんにでも、気を使えばいいということでもないんです。
器用な人は、上手に使い分けることができますが、不器用な人は残念ながら使い分けが下手なんです。
不器用な人って、なんでもかんでも、どこでも誰にでも気を使ってしまうんです。
この記事を読んでいるあなたも、おそらく不器用な人なのではないでしょうか?
気分を害したらすみません。しかし、僕自身も不器用なところがあったので、いろんなところで損をしてきました。
だから言えるのですが、周りに気を遣うのもほどほどにしないと、自滅しかねません。
自分がなぜ辞めようと思い立ったのか、もう一度振り返ってみてはいかがでしょう?
上司の引き止めを振り切るためには、辞めますという『強い意思』が必要なんです。
ということで、今回は以上です。
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