こんな疑問にお答えします。
頼まれごとを断れない。気がついたら机の上が書類の山。
こんな感じでキャパオーバーに陥っていませんか?
この記事では、僕が実際にキャパオーバーに陥った原因とそこから抜け出した対処法を解説しています。
キャパオーバーに陥ってもがき苦しんでいるなら、今の状況から抜け出すヒントが見つかるかも知れません。
本記事では、下記の内容を解説します。
- 仕事が多すぎてキャパオーバー
- キャパオーバーの前兆とは
- キャパオーバーの対処法
僕も、会社員の頃は、頻繁にキャパオーバーに陥っていました。
理由は自分でもわかっていたんです。
ですが、相談できる人もいないので、一人でモクモクと、、、淡々と、、、処理していたのを覚えています。
仕事が多すぎてキャパオーバー
僕が、キャパオーバーに陥った理由は4つありました。
キャパオーバーの理由①:一人で抱え込んでしまう
「この仕事を、君に任せるよ」
そんな言葉を上司から言われたら、『頼られているんだ』と嬉しくなりますよね。
頑張って、張り切って、自分のキャパシティ以上の仕事を抱え込んでしまう。
誰かに頼ればいいのに、「頼られているんだ」という責任感から、誰にも頼れない。
キャパオーバーの理由②:優先順位がつけられいない
優先順位がつけられないと、仕事効率や、順番を無視して、目の前にあることから手当たり次第に、進めようとします。
そうなってしまうと、
①:期限を意識できない→その結果、期限間近になって焦る
↓
②:焦ると、テンパリだす→その結果、ミスが増え、やり直しが増える
↓
③:それが続くと、処理する量がどんどん増えていく→その結果、キャパオーバーになる
この、負の連鎖を引き起こさないためには、優先順位を意識することが大切です。
優先順位については、下記の記事にまとめましたので、興味のある方はチェックしてみてください。
キャパオーバーの理由③:仕事量が多い
事務職でよくあるのが『仕事の量が多すぎる』という場合です。
優先順位や効率を意識しているのにもかかわらず、舞い込んでくる仕事が後を絶たない。
例えば、
- 1人でいくつもの案件を抱えている
- 部下はいるが、入社したばかりなので、まだ任せられない
あとを絶たない仕事にイライラしながら、残業コースへと突入、、、。
キャパオーバーの理由④:仕事を断れない
先輩や上司から「悪いけど、これもお願い」と言われたら、簡単には断れないですよね。
ついつい「わかりました!」と安請け合いしてしまう。
それが、地獄への一歩だとも知らずに、、、
断れないのは、下記のような理由からではないでしょうか?
- 頼りにされているから断れない
- ただ単に断りにくいから断れない
- 新しいことにチャレンジしてみたいから引き受けてしまう。
仕事の断り方については、下記の記事にまとめましたので、よろしければ参考にどうぞ。
キャパオーバーの前兆
キャパオーバーに陥る前には、前兆のようなものがあります。
キャパオーバーの前兆①:仕事量が増えた
『あれ?なんか仕事の量が増えてる?』と、思ったら注意が必要です。
気がつかないうちに、キャパオーバーの一歩手前にいる可能性だってあるんです。
突然の仕事量増加に対呼応する手段は、仕事の管理表を作ることです。
管理表を作ることで、自分が抱えているが増えているのか、減っているのかがわかります。
キャパオーバーの前兆②:周りの人より、会社にいる時間が長くなった
会社帰りの電車の中で、「最近、毎日のように残業しているなぁ、、、」と、窓の外を眺めながら考えている。
そんなあなたは、キャパオーバーの入り口に立っているのかも知れません。
例えば、下記のような場合
- 最近よく残業するようになった
- いつもより早めの出社をするようになった
- 気がついたら、同僚は帰宅しているのに、自分はまだ帰宅できない
周りの人より、会社にいる時間が長いということは、周りの人以上に仕事をしているということです。
キャパオーバーの前兆③:本来の業務以外の業務が増えた
「あれ?なんで人事部の仕事をしているんだろう?私、経理部なのに、、、」
- 一般職なのに、総合職の手伝いをすることが増えた
- 経理業務が本来の業務なのにもかかわらず、人事の手伝いをすることが増えた
など。
上司や仲のいい同僚から頼まれたら、力になりたくて、ついつい引き受けてしまう。
自分に余裕があるのならまだいいのですが、余裕のないときまで引き受けてしまう。
相手の力になりたいと思うことは大事ですが、それにはまず、自分に力がないとできません。
キャパオーバーの前兆④:イライラすることが増えた
キャパオーバーになると、イライラすることが増えます。
やらなければならないことが増える一方で、自分の処理が追いつかない。
それが焦りとなり、イライラにつながるんです。
『忙しい人は機嫌が悪い』とイメージすれば、わかりやすいかもしれません。
「最近イライラすることが増えたかな」と感じたら、いったん落ち着いて今の現状を整理してみましょう。
キャパオーバーの対処法【5つ】
キャパオーバーの対処法①:スケジュール表を作る
簡単なものでもいいので、1日のスケジュール表を作ってみましょう!
スケジュール表には、下記のようなメリットがあります。
- 1日の行動が可視化できる
- 1日のやるべきことがわかる
- 優先順位を決めるときに必要
- 残っている仕事がないかどうかわかる
1日のスケジュールを作ってみて、そのスケジュール通りに行動してみましょう。
予定を多く書き込むと、キャパオーバーになりかねないので、注意が必要です。
スケジュールの立て方については、>>【簡単】スケジュールの立て方【3つのことを意識するだけ】で、紹介していますので、参考にどうぞ。
キャパオーバーの対処法②:管理表を作る
仕事が増えてくると、把握するのが大変になってきます。
どんな仕事が残っていて、なんの仕事を終わらせたのか。
仕事内容を簡単な表にまとめておくと、後で見返すときに楽です。
キャパオーバーの対処法③:無駄な行動を減らす
意外と気づかないことですが、会社にいると無駄な動きをしていることが多かったりします。
無駄な動きを減らすだけでも、かなり時間に余裕を持つことができるので、ぜひ試してみてください。
例えば、下記のようなこと。
- コピー機の場所までの移動→なるべくまとめてコピーをする
- メールがくる度に返信する→メールを返信する時間を決めておく(メールを返信するのは、11:00、14:00、17:00の3回にする)
など。
たかが1分、1秒と思われるかもしれませんが、ちりも積もればなんとやらで、
普段なにげなく行動していることで、時間を短縮できるものがないか、探してみるといいかもです。
これらの回数を減らすだけでも、時間に余裕が持てるようになりますよ。
キャパオーバーの対処法④:整理整頓する
当たり前にように思われるかもですが、意外にできていないことが多いです。
整理整頓には、下記の様なメリットがあります。
- 仕事の効率が上がる
- 必要なときに、必要なものを取り出すことができる
整理整頓を怠ると、書類が埋もれ、急ぎの案件を見過ごし、対処が遅れることにもなりかねません。
予期しないタイミングで、仕事が舞い込んでくると、テンパる原因になるので、そこからキャパオーバーにつながります。
整理整頓の仕方については、>>仕事効率を上げるための整理整頓方法【整理整頓が苦手な人でもできるようになる】で解説しています。
キャパオーバーの対処法⑤:次の日の準備をする
「よし!今日は早く仕事が終わったぞ!終業時間までまだ時間あるから、それまでネットでも見てようかなぁ」
早く仕事を終わらせた日くらいは、終業時間までのんびりしたいですよね。
ですが、『あしたも早く仕事を終わらせて、家に帰る』、そのため次の日の準備をするのはどうでしょう?
例えば、終業時間の30分前に、次の日の準備をするとかですね。
『次の日にやることリスト』みたいなものをつくって、メモしておくだけでもいいですね。
早く家に帰っても、することがないという方は、自己研鑽に励んではいかがですか?
まとめ
- キャパオーバーの原因に心当たりがないか振り返ってみる
- キャパオーバーの前兆だと感じたら、早めの対策をする
- キャパオーバーは、日頃の行動を見直すと対処できることもある
キャパオーバーってきくと、「力が足りない」とか「能力が足りない」と思われがちですが、そんなこともないんじゃないでしょうか?
キャパオーバーの人は、ただ単に『仕事の仕方を知らないだけ』だと思うんです。
仕事の仕方さえわかれば、力や能力に関係なく、キャパオーバーの状態を回避できるんじゃないかと思います。