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頼まれたら断れない、依頼された仕事を断る方法【断る勇気】

2020年10月5日

 

仕事を頼まれると断れないんだよなぁ、、、なんか、断ると相手に悪いような気がするし、でも、引き受けてばかりいるのもしんどい。「断る勇気がない」と言われればそれまでだけど、『断る勇気』ってどうやって付ければいいの?

 

こんな疑問にお答えします。

 

本記事では、下記の内容を解説します。

 

  • 頼まれたら断れない、依頼された仕事を断る方法
  • 安請け合いは身を滅ぼす原因
  • 『断る勇気』の身につけ方

 

会社員の頃、安請け合いをして、身を滅しました。

 

頼まれたことを断ることができず、結局期限に間に合わせることができなくて、怒られるという結末。

 

この記事では、怒られながら、徐々に断ることができるようになった僕の経験談を書いています。

 

頼まれた仕事を断れないと、悩んでいる方の助けになれば幸いです。

 

頼まれたら断れない、依頼された仕事を断る方法

 

上司や同僚に、仕事を頼まれると断りづらいときってありますよね。断るにしても、『断り方の順番』というのがあります。

 

まず、断る順番を意識しましょう

断るにも順番があります。

 

①:相手の状況を把握する

②:頼まれた内容を確認する

③:相手に寄り添った断り方をする

 

相手の頼み事を断るというのは、言い方を変えれば、相手を『拒絶する』とも言い換えれます。

 

単に断るだけですと、相手も傷つくし、場合によっては怒り出すこともあります。

 

例えば、下記のようなやりとり。

課長:この書類の処理をお願い。

あなた:すみません。できません。

課長:なんでできないの?

あなた:他の仕事が忙しくて、、、

課長:他の仕事が忙しいって、それは要領が悪いからじゃないの?もっと要領よく回さないと、仕事なんてできないよ。

あなた:・・・(そんなこと言われても)

 

この場合、上司はなにがなんでも、あなたに書類の処理をやらせるつもりになっています。

 

そのため、忙しいということを伝えたとしても、要領のせいにして、一蹴されます。

 

こうなると、言い返せなくなり、結局は仕事を引き受けてしまう

 

この例をもとに、断る順番を説明していきます。

 

①相手の状況を把握する

まずは、依頼者(ここでは課長)の状況を把握しましょう。

 

どういうことかと、依頼者にとって、急ぎの案件なの、それとも急ぎではない案件なのかというのを、まず把握しましょう。

 

なぜなら、急ぎなのか、急ぎじゃないのかによって、断り方も変わってくるからです。

 

  • 急ぎの場合→あなたにしかできないと考えている
  • 急ぎじゃない場合→経験を積ませる意味で任せてみようかと考えている

 

なので、まず、

  • 急ぎの案件ですか?
  • いつまでに必要ですか?

と確認すようにして、相手の状況を把握しましょう。

 

②頼まれた内容を見て、できそうかどうかを判断する

忙しいときなんかに、依頼内容を確認せずに、仕事を引き受けてしまうことってありませんか?

 

仕事を依頼されたら、まず最初に、依頼された仕事の内容を確認しましょう。

 

なぜなら、仕事の内容によっては、すぐに取りかかれないとか、そもそも自分にはまだできないような案件もあるからです。

 

すぐに取りかかれない案件

  • 出張で次の日からしか取りかかれない
  • 準備が必要で、すぐには取りかかれない

 

自分にはまだできない場合

  • 実行権限がない
  • まだ、やったことがないような仕事

など。

 

内容を確認せずに引き受けてしまうと、

 

例えば、当日中に完成させて欲しい案件でも、その日1日外出で、対応できないとなると、
あとで無駄に怒られるだけじゃなく、相手にも迷惑がかかってしまいますよね。

 

③断るときは相手に寄り添った断り方を

ここが一番大事なところですよね。

 

ここでは、上記の例を参考に、実際にどうやって断るのかについて、2つのパターンで解説していきます。

 

結論から言いますと、『仕事を断る』のではなく、『仕事内容を断る』ということでして

 

どういうことかというと、相手の『要求を変えさせる』または、自分の有利になるように『妥協してもらう』ということです。

 

パターンA

課長:この書類の処理をお願い。

あなた:はい。わかりました。ところで、いつまでに必要なんですか?

課長:急ぎなんだよね。できれば今日中に完成させて欲しい。

あなた:今日中ですか。今〇〇と□□の案件を抱えていまして、じゃ、その二つは、後回しでもいいですか?

<後回しでもいい場合>

課長:あぁ、その二つは後回しでいいよ。今頼んだ案件を優先して取り掛かって。

あなた:わかりました。

<後回しできない場合>

課長:〇〇と□□の案件を抱えているのか、、、。なら、その2つを優先して、今渡した案件は他の人にやってもらうよ。

あなた:わかりました。

 

<ここでのポイント>

  • はい。わかりました→最初から拒否せず、一度受け入れる姿勢を見せる。
  • いつまでに必要なんですか?→期限を確認する(①相手の状況を把握する)
  • 今日中ですか。今〇〇と□□の案件を抱えていまして→自分の状況を伝える
  • じゃ、その二つは、後回しでもいいですか?→上司に優先順位を確認する

 

<結果>

  • 後回しでもいい場合、〇〇と□□の案件は後回しでもいいと上司が言っているので、焦る必要はありませんよね。渡された案件に集中できます。→これで、いっぺんにやらなくてよくなるので負担減少。
  • 後回しできない場合、他の人に案件を回せたので、〇〇と□□の案件に集中すればいいですよね。→結果として、上司の仕事を断ることができました。

 

パターンB

課長:この書類の処理をお願い。

あなた:はい。わかりました。ところで、いつまでに必要なんですか?

課長:急ぎじゃないから、2〜3日中に完成させてくれればいいよ。

あなた:2〜3日中でいいんですね。わかりました。しかし、これから出張で、取り掛かれるのは明日からになります。

なるべく2〜3日中に完成させるように頑張りますが、もしかしたら2〜3日中にできないかもしれません。それでもよろしいですか?

課長:あぁ、それでいいよ。3日以上かかるようなら、事前に報告してくれればいいから。

あなた:わかりました。

 

<ここでのポイント>

  • はい。わかりました→最初から拒否せず、一度受け入れる姿勢を見せる。
  • いつまでに必要なんですか?→期限を確認する(①相手の状況を把握する)
  • 2〜3日中でいいんですね。→復唱することで、期限を再度確認。
  • これから出張で取り掛かれるのは明日からになります。→すぐに取り掛かれないことをアピール
  • なるべく2〜3日中に完成させるように頑張りますが→精一杯頑張りますアピール
  • 2〜3日中にできないかもしれません。それでもよろしいですか?→よくなければ他の人に振ってくれるかもしれないのと、間に合わなかったときの保険

 

<結果>

  • すぐに取り掛からなくても大丈夫→焦る必要がないので、負担減少。
  • 3日以上かかるようなら報告する→最悪間に合わなくても、報告すればいいので、焦る必要もなし

 

これは、あくまでも一例です。その通りいくとは限りません。

 

ですが、この例の中のように、ただ単に「できません」と断るのではなく、相手の依頼を受けつつ、自分に負担がかからないようにすることが大事です。

 

安請け合いは身を滅ぼす原因

 

仕事を依頼してくるのが、上司や先輩だと断りづらいですよね。自分の負担になるとわかっていながら、ついつい安請け合いしてしまう。

 

しかし、安請け合いしても、誰のためにもならないんですよね

 

特に自分の仕事が忙しいときに、他の仕事を安請け合いすると、悲惨な目にあうことも。

 

例えば、下記のような場合。

安請け合いしたばっかりに

  • 自分の仕事に支障がでる
  • 自分の仕事量が増えてしんどい
  • 依頼した仕事でミスすると怒られる

せっかく、依頼してきた人のためを思って引き受けたのに、これでは、報われないですよね。

 

僕も以前は、「上司の依頼を断るなんて」とか「周りとの関係が悪くなったらどうしよう」とか考えていました。

 

しかし、それは間違った考えで、正しくは仕事を断るのではなく、自分の負担にならないように、工夫して引き受ける。

 

なので、仕事を依頼されたときは、自分の負担にならない引き受け方は何か、を意識してみましょう。

 

『断る勇気』を持つ

 

断る勇気を持つことが大事です。

 

「自分は気が弱いから無理」とか「気を使いすぎて断れない」とか、思われる方もいるいるかもしれませんが、もっと気楽に考えていきましょう。

 

『断る』というと躊躇するかもしれませんが、上記の『断るときは相手に寄り添った断り方を』でもお話ししたように、『仕事を断る』のではなくて、自分の負担にならないようにすることが大切です。

 

仕事を引き受けてもいいけど、いくつか条件があるよ?それでも依頼するの?他の人に依頼した方がいいと思うよ。

 

くらいの気持ちです。あくまでも気持ちでして、口には出さないようにしましょう。

 

 

今回は以上です。

 

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