
離職率が高いことに悩んでいる経営者、人事担当は多いと思います。
せっかくコストや時間をかけて採用したのに、短期間で辞めてしまって損失でしかありません。
『どうすれば長く働いてもらえるのか』
この記事では、僕自身が過去に在籍してきた会社から見て、離職率が高い会社の特徴について解説しています。
ご自身の会社と照らし合わせてみて、当てはまるところがないかチェックしてみてください。
該当する項目があれば、それは直さないと、離職率の低下は望めません。
本記事では、下記の内容を解説します。
・離職率が高い会社の特徴
・離職率を下げる方法
・離職率を下げるメリット
この記事を書いている僕は、不動産業界で6年間勤務していました。
不動産業界は離職率が高いといわれています。
僕が会社に在籍していた期間中も多くの離職者をみてきました。
その中で、なんで辞めたのか、その原因について考えてみたのをまとめたので、参考になれば幸いです。
※この記事で書いてあることは何かのデータを元にしている訳ではなく、あくまでも僕個人が辞めていく人たちの様子を観察して、こういう会社は辞めていく人が多いんだなと感じた内容です。
なので、何か統計的なデータを参考にしている訳ではないことをあらかじめご了承ください。
離職率が高い会社の特徴
離職率が高い会社には下記のような特徴があります。
・上司の指示がコロコロ変わる
・社員同士の会話が少ない
・情報が回らない
・上司が鬼
・給料がやすい
・相談できる人がいない
・やりたいことができない
・やりがいがない
・会社の雰囲気がくらい
・プレッシャーが半端ない
・社員同士の悪口が絶えない
・上司の口が悪い
それではひとつずつみていきましょう。
上司の指示がコロコロ変わる
上司の指示がコロコロ変わるというのは、比較的よくあることです。
ビジネスですから、状況の変化に柔軟に対応していかなくてはいけません。
ただ、部下の立場からすれば、上司の指示がコロコロ変わっては、なんだか振り回されている気持ちになります。
そんな上司に振り回されるのが嫌になってしまい、離職の原因になってしまいます。
社員同士の会話が少ない
社員同士の会話は、コミュニケーションでもあります。
会話の少ない職場はコミュニケーションができず、周りとうまくとけ込めません。
そのため、孤独感や疎外感を感じやすい傾向にあります。
情報が回らない
上司しか知らないこと、一部の人しか知らないこと。
情報が行き渡らないことから、部署内で齟齬があったり、伝達ミスによってミスをしてしまうこともあります。
「早く言ってよ」と嘆くことは上司にも部下にもあること。
こういったことが続くと、現場の社員は振り回されている感が強くなり、やがて会社を去って行きます。
上司が鬼
こちらは上司が厳しすぎるケースです。
上司が感情的になるタイプで、厳しすぎて部下がついていけない。
その結果、上司のもとを去っていきます。
給料がやすい
労働量と対価が釣り合わないケースです。
残業や早出が多いのに、給料は少ない。
その結果会社から去っていくことになります。
相談できる人がいない
仕事で相談できる相手がいないことも離職の原因になります。
困ったことや悩みを相談できる存在は大きいんです。
やりたいことができない
入社したときに抱いていたビジョンを実現できないと知れば、自分の活躍の場を求めて転職をしてしまいます。
やりがいがない
仕事が辛くても上司から褒められるとか、誰かの役に立っていることが実感できないと、いくら給料が高くても離職してしまいます。
会社の雰囲気がくらい
会社の雰囲気が暗いと、仕事へのやる気も削がれてしまいます。
やはり社員一人ひとりが明るい職場の方が仕事も進みます。
プレッシャーが半端ない
営業職に多いのですが、大きなノルマを掲げられ、そのプレッシャーに押し潰される人っているんです。
社員同士の悪口が絶えない
職場で、誰かの悪口を聞かされるのはいやですよね。
また、自分も陰で悪口を言われているんじゃないだろうかという不安にも繋がります。
上司の口が悪い
上司の言い方にもよるのですが、不器用な上司はストレートに物事を言ってしまい、真意が伝わりません。
そのため、上司についていけない部下は会社を去ります。
離職率を下げる方法
離職率を下げる方法として、「上司にできること」と「上司以外の人にできること」の2つに分けて、見ていきたいと思います。
上司にできること
人は認められたいという欲求があります。
抽象的かも知れませんが、部下の気持ちを察することができるように、上司がもっと部下を知る必要があります。
例えば、結果だけで部下を評価したり、部下の意見に耳を傾けない上司っていますよね。
結果がうまく行かなかったとしても過程を認めてあげる。
そうすることで、部下自身もどこが間違っていたのか、どうすれば良かったのか、と考えるようになります。
「結果は出なかったけど、よく頑張った。今回うまく行かなかった原因を分析して、次に繋げよう」といった具合です。
中には、「そんな甘いこと言っていると、反省しないヤツが出てくる」と言いたくなるかもしれません。
ただ、これもメリハリの問題で、叱るときは叱る、褒めるときは褒める。
なにも部下にいい顔をしろというのではありません。
「ビジネスは結果が全てなんだ」と思われるかも知れませんが、過程がなければ結果もないんですよね。
結果だけではなく、部下の頑張った過程にも目を向けてみましょう。
下記の記事でも紹介していますので、参考にしてみてください。
≫≫【上司にできることは?】仕事のできない部下を、仕事のできる部下に
上司以外の人にできること
上司以外の人にもできることはあります。
それは働きやすい職場環境を提供することです。
例えば、メンター制度の導入やアンケートの実施もいいでしょう。
評価制度を見直すのもいいですね。
ただ、注意が必要なのは、その取り組みが一方的になっていないかです。
その取り組みが、本当に従業員が必要としているものでなければ、効果は期待できません。
以前の会社では、アンケートを実施して「相談窓口」を作ったのですが、反応がよくありません。
なぜなら、社員はアンケートに本当のことを書かないからです。
では、どうすれば、社員の本意を知ることができるのかというと、個人的には休み時間やタバコ休憩しているグループの近くで聞き耳を立てることです。
そのほうが、気が緩んでいるのと仲間内で不満や不平を言っているからです。
そこに本当の解決のヒントが隠されているのです。
離職率を下げるメリット
離職率を下げるメリットには下記のようなものがあります。
・会社のイメージアップになる
・人が成長し、会社も成長する
・採用募集に時間がかからない
・採用にかけるコストを削減できる
中でも重要なのは、「人が成長し、会社も成長する」ことだと思います。
なぜなら、その会社の社員一人ひとりの成長なくして、会社が成長することはないからです。
また、採用コストの削減も大きいですね。
あなたの会社が採用にかけているコストはいくらでしょう?
転職サイトに載せてもらうだけでも、料金はかかります。
転職エージェントを利用すると、これまた成功報酬がかかります。
それだけのコストをかけても辞めてしまっては、かけたコストは水の泡と消えてしまいます。
そして、それに費やした時間も無駄になります。
これらのことから、会社にとって離職率が高いという問題は1日でも早く解決しなくてはいけないことなんです。
間違っても、「辞めたらまた補充すればいい」という考え方は捨てましょう。
そういった考え方は、時間とお金を無駄にしているのと同じです。
まとめ
離職率が高くて頭を抱えている経営者や各部署の責任者は多いかと思います。
人対人なので、確立した正解はないと思うんです。
今回ご紹介した内容も、僕がこれまでにいた会社で離職していった人たちを見て感じたことです。
この記事を読んでいる方の中で、「すでに取り組んでいる」や「ちょっとうちの会社には当てはまらない」と思われたところもあるかと思います。
大切なのは今、自分の部下、自分の会社の社員がどんなことを必要としているのかです。
この機会にチェックしてみてはいかがでしょう。
ということで、今回は以上です。
≫≫【実は部下が苦手】職場の士気を高めて、生産性をあげる部下との接し方
≫≫【実体験】仕事ができない部下は、見切りをつけるべき?【上司として】