部下の中には、仕事ができない部下っていますよね。
仕事ができない部下には、どのような対応をすればいいのでしょうか?
この記事では、仕事ができない部下の対応方法について解説しています。
部下の成長に悩む上司の方はチェックしてみてください。
本記事では、下記の内容を解説します。
・部下が仕事できない理由
・仕事ができない部下の対応方法
・仕事ができない部下へのNGな行動
この記事を書いている僕は、不動産投資会社で4年間勤務していました。
部下の辛さや、上司の大変さを経験してきました。
今回は『仕事ができない部下の対応方法』について解説していきたいと思います。
部下が仕事できない理由
部下が仕事できない主な理由を3つ、取り上げてみたいと思います。
たった3つですが、多くの部下が該当しているんじゃないかと思います。
理由1:いやいや仕事をしている
これは部下のやる気の問題ですね。
やる気もなく、ダラダラと仕事をしている部下はいませんか?
ただなんとなく仕事をしているだけでは、成長は望み薄ですよね。
理由2:周りに頼れる人がいなくて、一人で仕事をしている
責任感が強く、一人で頑張っている部下はいませんか?
・相談できる人がいない
・周りに迷惑をかけたくない
そのため、一人で仕事をしてしまうことがあります。
上司のあなたなら、仕事は一人ではできないということを知っています。
ですが、部下は知りません。
理由3:あっていない仕事をしている
人と接することが好きなのに、営業ではなく、事務職で働いている。
プラスドライバーで、マイナスのネジを回すようなものですね。
合わない仕事をしていると、仕事に集中できなかったり、空回りしたりすることがあります。
こんな状態では、仕事もうまく行かないし、モチベーションも下がりっぱなし。
簡単なことではありませんが、適材適所を見つけてあげることも必要なんです。
やる気のない部下について、下記の記事でも解説していますので、興味ある方はチェックしてみてください。
仕事ができない部下の対応方法
対応方法1:部下を観察する
部下のことがわからないんじゃ、その対応方法も当然わかりませんよね。
まずは、部下を観察しましょう。
・何に悩んでいるのか
・どんなタイプなのか
(おとなしいタイプなのかそれとも、活発的なタイプなのか)
・周りとのコミュニケーションはどうか
など。
部下を観察することで、部下の現状を把握することができます。
部下の現状を把握することが、改善に向けてのはじめの一歩なんです。
対応方法2:コミュニケーションを図る
次にコミュニケーションを図ってみましょう。
なぜなら、部下から上司に相談するのって、勇気のいることなんです。
・機嫌悪くないかな?
・今は忙しいんだろうか?
・こんなことを相談してもいいのかな?
など、部下は考えています。
部下は、上司が思っている以上に、上司を意識し、気を遣っているんです。
そのため、上司とコミュニケーションを取ることが苦手なんです。
なので、上司の方から、部下に話しかけてみましょう。
語りかける言葉はなんでもいいんです。
対応方法3:責任のある仕事を任せてみる
いつまでも簡単な仕事を任せてばかりだと、部下は成長しません。
部下を成長させるためには、責任のある仕事を任せてみることです。
というのも、責任のある仕事を任せることで、程よい緊張感が生まれます。
そして、程よい緊張感が、いい刺激になり、部下の仕事に対するモチベーションが変わります。
上司に頼ってばかりいると、部下って安心しきってしまうんですよね。
なので、上司から卒業させる意味でも、最初から最後まで、仕事の全部を任せてみるのはどうでしょう?
もちろん、最初から大きな案件を任せるのではなく、ミスしても、後から取り戻せるような案件がいいですね。
≫≫【上司にできることは?】仕事のできない部下を、仕事のできる部下に
仕事ができない部下へのNGな行動
仕事ができない部下に対して、NGな行動があります。
このNGな行動をとってしまうと、改善どころか、部下との距離がどんどん離れていくので、注意が必要です。
NGな行動1:怒鳴り散らす
仕事ができない部下に対して、怒鳴り散らす上司っていますよね。
ですが、これって逆効果なんです。
というのも、怒鳴られると萎縮して、かえって何もできなくなってしまうんです。
・怒られたらどうしよう
・怒られたくないから、上司には近づかない
・怒られたくないから、都合の悪いことは報告しない
こんな感じでは悪循環ですよね。
「鼓舞するために、怒鳴っているんだ」という上司の方もいるかもしれません。
怒鳴ることが、果たして部下を鼓舞させるのか、それとも威圧してしまうのか。
見極めるためにも、上記にあげた『部下を観察する』ことが必要なんです。
NGな行動2:部下の仕事を奪う
「じゃ、いいよ」といって、部下の仕事を代わりにしたことはありませんか?
部下が仕事ができないからといって、上司が代わりに仕事をしたのでは、部下の経験にならないんです。
成功しても、失敗しても、仕事で培ったひとつひとつが、部下の成長に必要な肥やしなんです。
・成功すれば、自信がつきます。
・失敗すれば、学んで前へ進めます。
上司がこの辺のことがわかっていないと、部下は成長しないんです。
上司は経験があるから、当たり前だと思えることでも、部下は経験がないので、当たり前じゃないんです。
部下の仕事がうまく進まないときは、仕事を代わりにするのではなく、助け舟をわたしましょう。
その船には、あなたが乗っていてもいいですし、他の誰かを乗せてもいいんです。
NGな行動3:簡単に見切りをつける
部下が仕事できないからと、早々に見切りをつけようとしていませんか?
部下が仕事できないのは、何も部下だけに原因がるとは限らないんです。
上司の部下に対する対応が、間違っているという可能性もあるんです。
下記は、昔僕が部下に見切りをつけたときのことを書いた記事です。
よろしければチェックしてみてください。
≫≫【実体験】仕事ができない部下は、見切りをつけるべき?【上司として】
結論からいうと、見切りをつけることは悪いことではありません。
ただ、下記の2点を踏まえておく必要があるんです。
①:上司として、やるべきことを全部やったのか
②:会社が求めていることと、部下本人が求めていることに齟齬はないか
そして、最終的にどうするのかは、部下本人と相談して決めることです。
まとめ
綺麗事に聞こえるかもしれませんが、仕事ができない人っていないと思うんです。
ただ、仕事のやり方がわからなかったり、居場所を間違えていたり、そんなことだと思うんです。
なので、仕事を教えてあげるのも、もちろん上司の仕事ですし、居場所が間違っていたら、それを気づかせてあげるのも、上司の仕事なんじゃないでしょうか?
仕事ができない部下だって、このままでいいとは思っていません。
仕事ができるようになりたいと思っているはずです。
上司のあなた以外に、誰が手を差し伸ればいいんでしょう?
ということで、今回は以上です。
≫≫【ストレスMAXでもう限界!?】言うことを聞かない部下の対処方法
≫≫【3年目なのに一向に成長しない】部下が成長しない3つの原因と対応