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【なぜ存在するの?】おとり物件に引っかからないの方法とポイント

2022年1月25日

 

せっかくいい物件が見つかったのに、行ってみたらすでに申し込みされていたなんて、なんだか悔しい。これって、もしかして『おとり物件』なんじゃ?営業さんは親切に、代わりの物件を紹介してくれたけど、なんか気分がモヤモヤするなぁ、、、

 

おとり物件って、なんで存在するんだろう?

 

なんか騙されたみたいで気分が悪いから、見極める方法があったら知りたいな。

 

この記事では、おとり物件に引っかからないための方法について解説しています。

 

これから、お部屋探しを考えている方の参考になれば幸いです。

 

 

本記事では、下記の内容を解説します。

 

・おとり物件を見極める方法

・そもそも、おとり物件とは?

・おとり物件に引っかからないためにすること

 

この記事を書いている僕は、不動産賃貸の仲介営業を2年間経験しました。

 

その後不動産投資の会社で4年間融資関係の仕事をしていました。

 

今回は『おとり物件に引っかからない方法』について解説していきます。

 

おとり物件を見極める方法

 

おとり物件を見極める方法は、下記のような方法があります。

方法その1:家賃相場から判断する

方法その2:契約形態から判断する

方法その3:契約内容から判断する

 

それでは、ひとつずつ解説していきます。

 

方法その1:家賃相場から判断する(他より家賃が安い)

物件の所有者が法人なのか、一般の大家さんなのかによって、家賃の決め方は違います。

 

とはいえ、相場からかけ離れた家賃を設定することはまずありません。

 

極端な例では、例えば、周辺の家賃相場が10万円なのに対して、家賃が5万とかですね。

 

事故物件やよほどの訳あり物件じゃない限り、相場からかけ離れたような家賃設定は注意が必要です。

 

方法その2:契約形態から判断する(『定期借家契約』になっている)

まれにあるのですが、好条件で募集して、来店した際に定期借家契約だと伝え、他の物件を紹介するという手口です。

※定期借家契約とは、あらかじめ決められた一定期間しか、入居できない契約のことです。

 

方法その3:契約内容から判断する(細かい情報が記載されていない)

設備や費用などが詳しく書かれていなかったり、『詳しくはお問合せください』などと書かれている場合です。

 

不動産会社へ連絡させて、来店へ繋げようとする場合に使われる方法です。

 

ただ、全てが来店につなげようとしているわけではありません。

 

例えば、

・完成予定の物件

・自社管理物件以外の物件

仲介業者がその情報を事細かに把握できない物件もあります。

 

そもそも、おとり物件とは?

 

おとり物件とは

そもそも、おとり物件とはなんなんでしょうか?

おとり物件とは、『存在しない物件、存在するが売る意思がない物件、または売れない物件』を広告にのせて、あたかも売っている物件に見せて、集客する方法です。

 

おとり物件のが存在する理由

おとり物件が存在する理由は2つあります。

 

理由1:更新忘れ、または更新が追いつかない

一番多いのが、更新の忘れや、更新が追いつかないことではないかと思います。

 

というのも、不動産仲介業者は基本的に自己物件を持っていません。

 

そのため、物件を持っている会社または、一般の大家さんに空室かどうかを確認して、その情報をネットに掲載します。

 

この、情報の伝達がうまくできないと、すでに契約済みになったのにもかかわらず、その情報が不動産仲介業者に伝わりません。

 

そのため、ネットに掲載されたままとなってしまい、おとり物件となってしまうんです。

 

理由2:集客用の存在しない物件

不動産情報は常に変わるので、実は『更新忘れ、更新が追いつかない』なんてことは、よくあることなんです。

 

悪質なのは、売れない物件、売るつもりがない物件だと知っていて、ネットに掲載している不動産会社です。

 

というのも、最初から売るつもりがない物件を、掲載して集客するというのは、お客様を騙しているということです。

 

これは、法律でも規制していることなので、悪質です。

 

おとり物件の割合

首都圏不動産公正取引協議会が行った調査によると、2021年2月発表の報告では、335物件のうち41件がおとり物件だったそうです。

 

割合にすると、約12%がおとり物件です。

 

詳しくは下記リンクからどうぞ。

 

≫≫公益社団法人 首都圏不動産公正取引協議会

 

おとり物件に引っかからないためにすること

 

おとり物件にひっかからないためにすることは、1社の賃貸サイトだけに頼らず、数社の賃貸サイトを参考にすることです。

 

上記でも解説しましたが、基本的に仲介会社は自社のアパートを持っていません。

 

そのため、大手のゼネコンが建てたアパートや、個人のオーナーが所有しているアパート代わりに紹介しているんです。

 

物件を探しているとき、同じ物件を他のサイトで見かけたことはよくありますよね?

 

どこの不動産会社も、似たような物件を扱っていることが多いんです。

 

このように、複数のサイトと比較することで、疑問が見えてくることがあります。

・同じ物件なのに、家賃が違う

・同じ物件なのに、入居条件が違う

など、違いを見つけることができます。

 

そうやって、違いを明確にさせることで、おとり物件に引っかかることを防ぐことができます。

※複数のサイトといっても、3社くらいが妥当かと。多すぎると情報量が多くなるので、整理が追いつかず、逆効果になることもあります。

 

 

引っ越し祝い金がもらえる賃貸サイトもあります。詳しくは下記からどうぞ。

≫≫【知らないと損をする!?】アパート賃貸のキャッシュバックの仕組み

 

まとめ

 

せっかくいい物件が見つかって、問い合わせしたら、おとり物件だと気分悪くなりますよね。

 

気持ちよく新しいお部屋を探すためにも、おとり物件には気をつけましょう。

 

また、不動産会社は時期によってとても忙しくなり、情報の更新が追いつかないこともあります。

 

特に大学入学や転勤が多い時期ですね。

 

下記の記事でも解説していますので、興味ある方はチェックしてみてください。

≫≫【一人暮らし初心者向け】部屋探しのベストなタイミングっていつから?

 

 

ということで、今回は以上です。

 

≫≫【安さの秘密にせまる】ビレッジハウスのからくり!【その正体は、、、】

≫≫【わかりやすく解説】クロスハウスのシェアドアパートメントって?

 

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