部下だった頃は、上司に「こうして欲しい」とか「ああして欲しい」とか思っていた。
いざ、自分が上司になってみると、一体どんな上司でいればいいいのかわからい。
この記事では、『上司とは何か』について、個人的な視点から解説していきたいと思います。
部下から嫌われたくないし、かといって舐められたくもない。そんな方の参考になれば幸いです。
本記事では、下記の内容を解説します。
- いい上司とは何か
- 部下から嫌われない上司の条件
- 上司として、これからの心構えついて
この記事を書いている僕は、不動産投資会社で4年間勤務していました。
部下の辛さや、上司の大変さを経験してきました。
今回は『上司とは何か』について解説していきたいと思います。
いい上司とは何か
『いい上司』には誰でも憧れますよね。
では、どんな上司がいい上司だと言えるんでしょうか?
いろんな意見があるとは思いますが、ここでは、僕が思う『いい上司ってこんな上司なんじゃないかな』というのを、3つ紹介したいと思います。
部下を育てることができる上司
上司の仕事って、『部下を育てること』がメインだと思うんです。
というのも、会社は人で、できているからなんです。
つまり、人が育たないということは、会社も成長しないということなんです。
そのため、一定の役職以上になるためには、『人を育てることができるかどうか』というのが、評価対象になるんです。
部下に寄り添うことができる上司
ここでいう寄り添うとは、部下の視点にたつということです。
上司という立場上、どうしても、上から目線になりがちなんです。
- あれができていないぞ
- いつまでかかっているんだ
- だからお前はいつまで経ってもできないんだ
と、つい部下にきつい言葉を浴びせてしまう。
本当はそんなこと思っていないのに、「きつく言いすぎたかな」と、後で後悔することもしばしば。
上司として、部下に厳しくしなければいけない場面も、多々あるかとおもいます。
だからこそ、部下の視点に立って、一緒に乗り越えることが必要だと思うんです。
部下に仕事を任せることができる上司
成功するにしろ、失敗するにしろ、部下本人に体験をさせることは大切なことなんです。
ここで、失敗することを恐れるあまり、部下に何もさせないというのは、逆効果なんです。
- 上司は、部下を信用できない
- 部下は、仕事を任せてもらえない上司に、不信感を抱く
これでは、上司と部下の関係は悪くなる一方です。
『部下に仕事を任せるのは心配』だと思われるかもしれません。
心配なら、陰からこっそり見守ってあげるのはどうでしょう?
そうすれば、上司と部下の絆も深まるんじゃないでしょうか?
部下から嫌われない上司の条件
上司なら誰でも、部下から嫌われたくないですよね。
嫌われたくないからといって、部下の機嫌を取るのは間違い
部下から嫌われたくないからといって、部下の機嫌を取るようなことをしてはいけないと思うんです。
というのも、部下の機嫌をとっているということを、部下本人だけじゃなく、周りの人たちも気がついています。
仮に、あなたの上司があなたの機嫌を取るような上司なら、あなたはその上司に、どんな印象を持つでしょうか?
もちろん人によって、印象は違うかもしれません。
ですが、ほとんどの人は『部下の機嫌を取る上司なんて、この先ついて行っても大丈夫かな?』と、不安になるんじゃないでしょうか?
『厳しさ』の中にも、『優しさ』を
上司という立場って、難しいですよね。
厳しすぎると嫌われるし、優しすぎると頼りないと言われる。
どちらかに偏っても、部下からの評価は厳しくなる。
大事なのは『厳しさ』の中に、『優しさ』を持つことなんです。
というのも、『厳しい上司が嫌われる理由』って、上司の伝えたいことが、部下に伝わっていないからなんです。
つまり、上司と部下の信頼関係がない中で、上司の一方的な強いあたりに、部下が耐えられないからなんです。
なので、部下本人が納得していれば、厳しくても、嫌われることはないかと。
大事なのは部下との信頼関係なんです
ガミガミ怒る上司でも、部下から尊敬される上司っていますよね。
- 厳しい上司でしたが、尊敬できる上司でした
- いつも怒ってばかりで怖い人でしたが、いい面もありました
こんなことを、テレビとかで聞いたことってありますよね。
もちろんテレビ用のコメントかもしれませんが、実際にそう思う部下の人たちっていると思うんです。
実際僕も、散々怒られましたが、上司のことは尊敬していました。
『なぜ?』だと思われかもしれませんが、それは『上司と部下の信頼関係』だと思うんです。
というのも、信頼関係ができている上司と部下って、上司の考えていることが部下に伝わりますし、部下の抱えている状況を上司も理解しているからなんです。
なので、『厳しい上司』が嫌われるんじゃなくて、『信頼関係のできていない、厳しい上司』が嫌われるんじゃないでしょうか?
上司として、これからの心構えついて
上司としての心構えって、やっぱり部下に寄り添うことだと思うんです。
上司という立場上、部下に威張れます。
そのため、めんどくさいことなんかは、つい『いいから言われた通りにやれ!』と、口に出してしまうことがあるんじゃないでしょうか?
ですが、威張ったところで、上司の本心は部下に伝わらないんです。
なので、部下に寄り添い、部下が何を考え、何を抱えているのかを把握することも必要なんです。
とはいえ、どうすればいいかわからない方は、とりあえず思い切って部下に仕事を任せてみるのはどうでしょう?
やってみないと、わからないことって多いんです。
失敗するかもしれませんが、その時こそ、部下に寄り添うチャンスなんです。
※上司と部下のコミュニケーションについて、下記の記事でも解説していますので、興味ある方はチェックしてみてください。
参考記事:≫≫【密なコミュニケーションではダメ?】上司と部下の正しい関係とは
まとめ
『上司とは何か?』と質問すると、
- 怖い存在
- 威張るだけで、何もできない人
- 自分より下の人に威張り、自分より上の人にごまをする人
そんな、厳しい意見が返ってくることが多いんじゃないでしょうか?
残念ながら、上司の気持ちは1%も、部下に伝わっていないのが現実なんです。
なので、部下を『部下として』ではなく、同じ立場の同僚として見てあげてはどうでしょうか?
人と人の関係なので、うまくいくとは限りませんし、全てが伝わるとも限りません。
ですが、何もやらないよりはマシなんじゃないでしょうか?
ということで、今回は以上です。
≫≫【キャリアアップ転職】資格があると転職に有利なの?【注意点あり】
≫≫【実体験】仕事ができない部下は、見切りをつけるべき?【上司として】