
雑用ってなんだろう?バリバリ仕事がしたくて入社してきたのに、雑用ばかりやらされるなんて、、、。
この記事では、雑用をさせられる理由と雑用の価値について解説しています。
「雑用なんて、、、」という方の参考になれば幸いです。
本記事では、下記の内容を解説します。
- 雑用の仕事ばかりさせられる理由
- 雑用する時間って、無駄な時間?
- 仕事ができる人ほど、雑用の価値に気がついている話
この記事を書いている僕は、不動産業界で6年間勤務していました。
入社当初の僕は、何もできない、怒られてばかりのダメダメ社員でした。
それでも、役職をもらい、部下がつくようにまでなれました。
そこで、今回は『雑用の仕事ばかりさせられる理由』について解説していきたいと思います。
雑用の仕事ばかりさせられる理由
「仕事がしたくて会社に入ったんだ!雑用をするために会社に入ったんじゃない!」
雑用をさせられている人の多くは、一度は考えたことがあるんじゃないでしょうか?
雑用ってどんなことがあるの?
雑用って聞くと、どんな内容のことをイメージしますか?
- 掃除
- お茶だし
- 電話対応
- 資料の作成
などでしょうか?
確かに、簡単で、誰にでもできて、華やかじゃないかもしれません。
しかし、これらのことは、会社経営していく上で、なくてはならないことでもあるんです。
もし、上記のことを誰もしなければ、会社はどうなると思いますか?
- 誰も掃除しない
- 来客があっても、お茶を出さない
- 電話がなっても、誰も出ない
- 他の案件の書類もチェックしなきゃいけないのに、自分で資料も作らないといけない
『雑用』って聞くと、ネガティブな印象を受けるかもしれません。
ですが、誰でもできるような、簡単なことでも、会社にとって、とても重要なことなんです。
新入社員が、雑用をさせられる理由
新入社員が、雑用をさせられる理由は2つあります。
理由①:会社のことを知ってもらうため
理由②:新入社員の能力を見るため
というのも、会社の上司からすれば、新入社員のことって履歴書や職歴書といった書類上のことしか知らないんです。
それは、新入社員も同じですよね。
入社した会社のことなんて、ネットで調べた情報くらいしか知りませんよね。
- 新入社員:この会社には、どんな人達が働いているんだろう?
- 会社の上司や先輩:この新人さんには、どんな能力があるんだろう?
『雑用』を通して、お互いのことをよく知るというのが、新入社員に雑用をさせる理由なんです。
新入社員じゃないのに、雑用をさせられる理由
新入社員じゃない人が、雑用をさせられる理由も2つあります。
理由①:仕事がていねいで、信頼している
理由②:仕事ができないから、他の仕事を任せられない
どういうことかというと、
仕事がていねいで、信頼している:
仕事がていねいな人に仕事を任せると、仕事にミスがなくて、任せるほうも安心。「他の人に任せるのは不安だけど、〇〇さんになら、安心して任せられる!」みたいな。
仕事ができないから、他の仕事を任せられない:
矛盾していると思われるかもしれませんが、仕事ができる人に任される雑用は『責任のある雑用』、仕事ができないに任される雑用は『責任が発生しないような雑用』なんです。
少しややこしく思われるかもしれませんが、一口に雑用といっても、『責任が発生するのかどうか』で、分けることができるんです。
雑用する時間って、無駄な時間?
『雑用』が会社にとって、必要だということはわかっても、「でも、それって自分の時間を無駄にしているのでは?」と、そうなふうに考える方もいるかもしれません。
ですが、同じ『雑用』でも、どのように取り組むかで、時間の『浪費』になるのか、それとも、『仕事の糧』とするのか、に分かれます。
- 時間の浪費→いわれた雑用を、ただこなすだけ
- 仕事の糧→いわれた雑用に、プラスアルファをつける
これは、雑用に限ったことではないんです。
仕事をする上でも、大事なことなんです。
誰にでもできる仕事と、あなたにしかできない仕事の違いってなんでしょう?
それは『あなたにしかできない、プラスアルファ』とつけることなんです。
ただ仕事をするだけなら、誰でもできるんです。
これって、雑用も同じなんです。
仕事ができる人ほど、雑用の価値に気がついている話
僕が以前いた会社に、よく雑用を任される人(Aさん)がいました。
最初は、「よく雑用を任される人だな。仕事ができない人なんだろうか?」と思っていたんです。
ですが、ある日気づいたことがあったんです。それは、お客様へのお茶だしでした。
僕のいた会社では、お茶出しは基本、お客様を出迎えた人が出すのですが、お客様が取引先の重役などのときは、上司が決まってAさんを指名するんです。
「なんでだろう?」と思って上司に聞いてみると、「絶対に失礼があってはいけない相手だから、Aさんにしか任せられない」ということでした。
それがきっかけで、Aさんの普段の行動をよく観察していると、実は仕事ができる人だったんです。
『なんであんなに仕事のできる人が、雑用なんてしているんだろう?』と、不思議に思って、直接本人に聞いてみたんです。
「なんでAさんは、あんなに仕事できるのに、雑用なんて引き受けるんですか?断ればいいのに」
すると、かえってきた返事は、
「他にできる人がいないし、それに雑用的なことをしていると、会社にとって重要なことがいろいろわかるから、むしろ会社に詳しくなれる」
というものでした。「え?どういうことですか?」と聞いたところ、
例えば、
上司の机の掃除:
上司の机の上にはいろんな書類があって、その中には、本社とのやりとりや、現在関わっている案件についての書類もある。だから上司が今、どんなことをしているのかがわかる。
お茶だし:
どんな取引先がよく来るのかを観察していると、会社がこれからどう展開していこうとしているのかがわかる。
書類の整理:
必要なときにすぐ取り出せるように工夫しておくことで、急ぎで必要としている人はすごく助かる。そして感謝される。すると、こちらが何かお願いするときは、そのお願いを聞いてくれやすくなる。
上記以外にも、雑用を通して得られることが、たくさんあるんだということを、教えてくれました。
それから、僕の雑用に対する考え方が変わり、進んで雑用をするようなったんです。
最初にその話を聞いたとき、正直な感想は「雑用を通して、そんなところまで見ていたなんて、、、」でした。
ですが、これが『雑用の価値』なんじゃないでしょうか?
仕事ができる人たちって、常に一歩先を見ているんですよね。
それに比べて、仕事のできない頃の僕は、いつも足元ばかり見ていたような気がします。
まとめ
他の記事でも書いていますが、雑用にはたくさんのスキルが必要だと思うんです。
ただ、表面しか見えていなくて、『簡単なこと』『誰でもできること』と、一般的に軽視しがち。
しかし、『年代物の壺』や『価値のある皿』のように、見る人が見ればわかるんです。
雑用の真の価値に気がついている人たちは、雑用を重要視しているんです。
そして、その重要視している人たちは、仕事ができる人が多いんです。
というのも、その人たちは仕事に必要なことの多くは、『雑用』にあるんだということを知っているからなんです。
「バリバリ仕事がしたい!」「他の人ができないようなことがしてみたい!」と思うなら、他の人と同じ価値観、目線に立っていていいのでしょうか?
他の人が気がつかないようなところにこそ、他の人と差をつける、ヒントが隠されているんじゃないでしょうか?
ということで、今回は以上です。