部下から突然、「退職します」の連絡。心のショックが大きすぎて辛い、、、。期待していた分、なんだか裏切られたような、自分の力が足りないことへの情けなさもあって、立ち直れないかも、、、
そもそもなんで、こんなにショックを受けるんだろう?ショックを受けないためには、今からどんな取り組みができるの?
部下に突然辞められると、受けるショックは大きいですよね。部下の退職で、ショックを受けている上司に向けて、この記事を書いています。
部下の退職でショックを受けている場合ではありません。上司としてほかにやるべきことがあります。
本記事では、下記の内容を解説します。
- 部下の退職でショックを受ける理由
- 部下の退職でショックを受けないために、今からできる取り組み
- 部下の退職でショックだったとしても、上司としてすべきことがある
この記事を書いている僕は、不動産投資会社で4年間勤務していました。部下をもった経験もあります。
部下の退職は上司にとってショックな出来事のひとつです。
今回は『部下の退職でショックを受けないために、今からできる対策』について解説していきたいと思います。
部下の退職でショックを受ける理由
部下の退職でショックを受けるのは、下記のような理由からじゃないでしょうか?
理由①:期待していたため、裏切られたような切ない気持ち
理由②:仕事に対して、厳しくし過ぎたのかもしれないという後悔の気持ち
理由③:部下を育てることができなかった現実を、受け入れたくないという気持ち
理由④:今よりも、ずっといい待遇のところに、転職するとわかったときの羨ましい気持ち
それでは、ひとつずつみていきます。
理由①:期待していたため、裏切られたような切ない気持ち
『将来は有望』『期待の星』と思っていた部下が、突然の退職、、、。なんだか切なくなりますよね。
今まで、期待をこめて育ててきたのに、なんだか裏切られたようで、今までの頑張りが泡となって消えていくのかと思うと、ついつい深いため息が、、、。
期待していた分だけ、受けるショックも相当なはず。
理由②:仕事に対して、厳しくし過ぎたのかもしれないという後悔の気持ち
部下の気持ちが理解できず、ついつい厳しくしてしまった結果、部下が途中で脱落してしまうことに。
そのため、「厳しくし過ぎたかも、、、」と後悔。
部下の指導に熱が入るのもいいですが、熱が入りすぎてやけどをおわせないように気をつけましょう。
理由③:部下を育てることができなかった現実を、受け入れたくないという気持ち
例えば、部下をもった経験の少ない上司、いわゆる新米上司のことですが、
部下の扱いについて不慣れなところがありますよね。
特に初めてついた部下はかわいいもので、育てるのにも気合が入ります。
その部下が退職するってなったら、「人を育てる力がないんだ」と自己否定しがち。
その分だけ受けるショックも相当なものです。
理由④:今よりも、ずっといい待遇のところに、転職するとわかったときの羨ましい気持ち
部下が今の会社より、ずっといい待遇で転職することがわかるとショックですよね。
この場合、ショックというより、どちらかというと、嫉妬に近い感じですね。
「いい待遇のところにうまいこと転職しやがって!」というような感じですね。
部下の退職でショックを受けないために、今からできる取り組み
ショックを受けないために、今かできる取り組みを、2つ紹介します。
取り組み①:部下からの信号をキャッチしましょう
取り組み②:部下の教育は正しくできているかを見直す
取り組み①:部下からの信号をキャッチしましょう
部下の退職でショックを受けるなら、退職を未然に防げばいいんです。ことが起きてからでは遅いです。
治療より、予防に力を入れましょう。
予防するためには、普段の部下の様子を把握できていないといけません。
例えば、
- 最近笑わなくなった
- 以前より喋らなくなった
とかですね。
このように、普段から部下のことを観察していないと、部下からの信号をキャッチすることができません。
部下のことを観察するのも上司の仕事です。
下記の記事でも解説していますので、興味のある方はチェックしてみてください。
参考記事:»»【見落とし厳禁】部下の様子がおかしい原因【部下からの5つのサイン】
取り組み②:部下の教育は正しくできているかを見直す
部下の教育で大事なポイントが5つあります。
①:部下との信頼関係を築く
②:部下のタイプを見極める
③:仕事の流れを伝える
④:承認欲求を満たしてあげる
⑤:責任にある仕事も任せてみる
詳しくはこちらの記事にまとめてありますので、参考にどうぞ。
厳しいだけでは部下はついてきません。厳しい中にも、お互いの意思疎通が必要なんです。
部下の退職でショックだったとしても、上司としてすべきことがある
部下の退職がショックな出来事だとしても、いつまでも落ち込んではいられません。
なぜなら、上司には、まだやるべきことが2つあるからです。
その2つとは下記です。
上司としてすべきこと①:退職する部下にとって最良の選択をさせる
上司としてすべきこと②:退職者をこれ以上増やさない
どういうことか、ひとつずつみていきましょう。
上司としてすべきこと①:退職する部下にとって最良の選択をさせる
部下が退職するとわかると、大抵の上司は引き止めに入ります。
ですが、その引き止めは、本当に部下のことを想ってのことでしょうか?
部下が退職を決意したからには、相当な覚悟を持ってのことだと思います。
上司からしたら、「突然何を言い出すんだ?」と思われるかもしれません。
ですが、部下からしたら、もう、何ヶ月も前から、、、いや、もしかしたら何年も前から、
『辞めたい!』と思っていて、言い出すタイミングを計っていたのかもしれません。
会社からの評価より、部下のこれからです。
『終わりよければ全てよし』でして、最後は笑顔で別れたいですよね。
下記の記事でも解説していますので、興味があればチェックしてみてください。
関連記事:»»部下が退職届を提出したら、もう手遅れ?【退職理由を潰すのは逆効果】
上司としてすべきこと②:退職者をこれ以上増やさない
部下が退職するのは仕方がないと諦めて、気持ちを切り替えましょう。
ここで大事なのは、『これ以上退職者を増やさない』ことです。
ひとりの退職が、連鎖していかないとも限りません。
「それなら、最初の退職者を強引にでも、引き止めておけばいいんじゃないの?」と思われるかもしれません。
しかし、強引に引き止めたとしても本人が納得しないのでは、いずれ辞めることになります。それも、なんの連絡もなしにです。
そのほうがショックが大きいんじゃありませんか?
退職者を増やさないためには、今残っている部下たちに目を向けることです。
他に、黄色信号が点灯している部下がいないか、観察しましょう。
参考記事:»»【危険な兆し】部下が退職するかもしれない、その前兆とは【11個ある】
まとめ
部下が退職していくのはショックなできことです。
ですが、だからといって下を向いて落ち込んではいられません。
なぜなら、あなたには他にも部下はいますし、これから新しく部下もできます。
下を向いていても、誰もついてきません。部下は自分を見てくれる上司についてくるんです。
ということで、今回は以上です。