もっと早くに気がついていればと後悔しても仕方ないけど、突然すぎて、ショックで心が折れそう、、、せめて一言相談してほしかった、、、
他の部下達は大丈夫なのかどうか心配だなぁ。退職の連鎖にでもなったら大変なことに、、、
上司の自分になんの相談もなく、部下がある日、突然退職すると言い出した。
部下がそこまで追い詰められていたなんて思いもよらなかった。
部下から退職すると言われるその日まで、気がつかないず、後悔している上司も多いんではないでしょうか?
この記事では、部下の退職で後悔しないために、今からでもできることについて解説しています。
本記事では、下記の内容を解説します。
- 部下の退職で後悔しないために、今からできること
- 部下が退職すると言い出したときに、とるべき行動
- 部下の退職の連鎖を防ぐために、前もってやっておくべきこと
この記事を書いている僕は、不動産投資会社で4年間勤務していました。
今回は『部下の退職で後悔しないために、今からできること』について解説していきたいと思います。
部下の退職で後悔しないために、今からできること
『後悔先に立たず』という言葉があるように、後で後悔するくらいなら、前もって対策しましょう。
対策には3つのステップがあります。
ステップ①:部下を観察しましょう
まずはなんといっても、部下を観察することです。
相手を知らなければ対策も立てられません。
部下を観察していると、『あれ?なんだかいつもとちょっと違うような、、、』そんな違和感を感じることがあるかもしれません。
そうです。その違和感こそ、部下が出している『上司へのサイン』なんです。
詳しくは下記の記事でも紹介しているので、参考にどうぞ
参考記事:»»【見落とし厳禁】部下の様子がおかしい原因【部下からの5つのサイン】
残念ながら、部下のサインに気がつかない上司は多いです。
部下のことをわかっているという上司ほど、気がつかないもので、気がついたときの、ショックはかりしれません。
ステップ②:違和感の正体を探しましょう
次に、部下から感じた違和感の正体を探しましょう。
例えば、
- 最近、元気がないみたいだけど、なにか悩み事でも抱えているのだろうか?
- 最近、デスク周りとか身の回りを整理整頓し始めたけど、まさか!?
詳しくは、下記の記事で紹介しているので、チェックしてみてください
参考記事:»»【危険な兆し】部下が退職するかもしれない、その前兆とは【11個ある】
「部下が突然辞めると言い出して困ってるんだよね、、、」と文句を言う上司がいますが、なんの前触れもなく突然辞めるなんてことは、少ないと思います。
全くいないと言うわけではありません。退職していく人の中には、自分の気持ちを悟られずに、退職していく仙人のような人もいます。
ですが、大抵の人は、抱え込んでいる不安や悩み、新たな決意が日頃の行動に現れてしまうんです。
ステップ③:適切な対応をしましょう
違和感の正体がわかれば、あとは適切な対応をしていきましょう。
例えば、
- 不安や悩みを抱え込んでいるなら、相談に乗ってあげましょう。
- 退職かもしれないと思ったら、本人の意思を確認してみましょう。
どちらにしろ、放置していては大変なことになってしまいますので、早めの対応が必要です。
事態が動き出した後ではもう遅いんです。
早めの対応をすることで、衝撃を最小限に抑えることができるんです。
部下が退職すると言い出したときに、とるべき行動
部下が退職。今まで可愛がっていた分、上司の受けるショックも大きいものだと思います。
ですが、ここはやさしい気持ちで送り出してあげる方が、両者にとってはいいのではないでしょうか。
多くの場合、部下の退職発言に対して、上司は引き止めに入るでしょう。
「当然じゃないか!」と思われるかもしれません。
ですが、その引き止めは誰のためにするものなのかによって、引き止めた後の結果が大きく変わります。
というのも、部下が退職を言い出すのって、それなりの覚悟をもってのことなんです。
そんな昨日今日の出来事が原因じゃありません。積年の恨みほどではありませんが、長年積み重ねたことが原因の可能性が大きいんです。
なので、部下の気持ちを動かさない限り、覚悟を変えることは難しいと言えます。
仮に、強引に引き止めたとして、その場は丸くおさまってくれたとしても、部下の覚悟は変わらず、その結果、数日後に連絡が取れなくなる、なんてことにもなりかねません。
無断欠勤からの退職なんて、最悪な結末じゃないですか?それなら、優しく送り出してあげる方が、被害を最小限に抑えることができます。
こちらの記事でも解説していますので、よろしければ参考にどうぞ
参考記事:»»部下が退職届を提出したら、もう手遅れ?【退職理由を潰すのは逆効果】
部下の退職の連鎖を防ぐために、前もってやっておくべきこと
退職の連鎖を未然に防ぐためには、やはり部下をよく観察することだと思います。
「いやいや、退職の連鎖なんて考えすぎだよ、そんなことあるわけないじゃん、ハッハッハ」と考える上司もいるかもしれません。
ですが、退職の連鎖は現実に起こります。
例えば、
- リーダーシップをとるような、頼れる先輩
- コミュニケーションが上手で、悩みごとをよく相談していたあの人
- 仕事はできないけど、職場の雰囲気を楽しませてくれるムードメーカー
そんな人たちが、会社を辞めるとなったら、走る衝撃も大きいです。
自分が頼っていた人や、支えてくれていた人がいなくなるのは、心に大きな穴があくようなものです。
普段から、部下のことをよく観察して、心にあいた穴を埋めてあげることが、退職の連鎖を断ち切ることにつながるんじゃないでしょうか。
まとめ
部下からなんの相談もなく突然「辞めます」と言われたら、上司なら誰だってショックを受けます。
落ち込んで、何も手につかなくなるかもしれません。
ですが、上司のあなたには、他にも部下がいるんです。残ってくれている部下に対して、『何ができるのか』を考えましょう。
ということで、今回は以上です。