部下から退職届を提出されたら、もう手遅れだって聞いたことあるけど、それってホント？
この記事では、退職届を提出されたらどうしようか、不安という方のためのアドバイスが記載されています。
また、そうなる前の対策についても解説していますので、よろしければ参考にどうぞ。
本記事では、下記の内容を解説します。
- 部下が退職届を提出したら、もう手遅れ？
- 部下が退職届を提出してきたら、どんな対応をすればいいの？
- 部下からの退職届の提出を、未然に防ぐためにはどうすればいいの？
この記事を書いている僕は、不動産投資会社で4年間勤務していました。不動産業界は人の出入りが多い業界です。
僕はこの4年間で、多くの退職者をみてきました。今回は『部下が退職しそうなとき、どうすればいいのか』について解説していきたいと思います。
部下が退職届を提出したら、もう手遅れ？
部下が退職届を提出してきたら、もう手遅れって本当？について解説します。
『退職届』＝最終意思決定
退職届は、部下からの最終意思決定だと思った方がいいです。
部下が退職届を提出するのって、かなり勇気がいることなんです。
相当な覚悟がないと退職届を提出するなんてことはできません。そんな簡単に、軽い気持ちで出せるものじゃありません。
つまり、部下が突然、退職届を提出してきたということは、『覚悟を決めて、会社を辞める決心を固めた』ということなんです。
手遅れになる前にすること
退職届が提出されたあとは、どうすることもできません。ですが、退職届が提出される前なら方法はまだ残っています。
そもそも、
「部下が突然会社に来なくなって、本当に困ったもんだ」
とか、
「部下が突然辞めると言い出して、本当参っちゃうよ、トホホ、、、」
と、このような上司の文句をよく聞きますが、果たして部下の言動は本当に『突然』の出来事なのでしょうか？
実は、以前から部下はサインを送っていて、それを上司がキャッチできていないだけなのではないでしょうか？
手遅れになる前に、部下からのメッセージを受け取りましょう。
そして、最悪の結果にならないために、対策をたてましょう。
下記の記事では、『部下が退職するかもしれない11個の前兆』を紹介しています。興味のある方はチェックしてみてください。
参考記事：»»【危険な兆し】部下が退職するかもしれない、その前兆とは【11個ある】
部下が退職届を提出してきたら、どんな対応をすればいいの？
ここでは、部下が退職届を提出してきたら、どんな対応をすればいいの？について解説していきます。
最後は気持ちよく送り出してあげましょう！
上記で解説しているように、退職届は部下の最終意志決定なんです。
ここで引き止めるために説得モードに入って、多くの時間を使っても、おそらく徒労に終わるかと。
それなら、いっそのことねぎらいの言葉でもかけてあげて、
最後くらいは気持ちよく送り出してあげた方が、お互いにとって価値のある最後になるんじゃないでしょうか？
「今までありがとう」とか「もし追い詰めてしまったんなら、ごめんね」とか。上司としてかけてあげる言葉はたくさんありますよね。
「そんな簡単に辞めさせたら、自分の評価に響くじゃないか」と思われる上司の方もいるかもしれません。
厳しいことを言うようですが、部下をそこまで追い込んだのは上司の責任でもあります。今更、評価もなにもないんじゃないでしょうか。
落ち込んでいても始まらないので、最後は気持ちよく送り出してあげましょう！
他にも部下がいるのであれば、同じことを繰り返さないように、部下からのサインをいち早くキャッチできるようになりましょう！
退職理由を潰そうとするのは、逆効果！？
部下の退職理由を潰して、引き止めようとする上司もいます。
ですが退職理由なんて、大抵ウソです。
もちろん本当の理由を話している人もいますが、ごく少数だと思います。
それなのに、そのうその理由を潰そうとして、部下に詰め寄っても、部下を追い込むだけで、逆効果なんじゃないでしょうか？
例えば、退職理由でよくあるのが、
- 実家に帰ることになった
- 他にやりたいことが見つかった
とかでしょうか。
ウソをつく理由は、人それぞれで、
- 引き止められたくないから
- 本当のことを言っても、どうにもならないから
と考えているのではないでしょうか。
なので、「部下の退職理由を潰して、考え直してもらおう」と考えるのは逆効果だと思います。
部下からの退職届の提出を、未然に防ぐためにはどうすればいいの？
部下からの退職届を未然に防ぐ方法は至ってシンプルです。
その方法は、『部下のことをよく観察しましょう』です。
そもそも、部下からのメッセージに気がついていないから、部下から突然退職届を突きつけられるんです。
もっと部下のことを観察して、部下からのメッセージに気付いてあげましょう。
例えば、
- 最近喋らなくなった
- 最近笑顔が少なくなった
- 最近一人でいることが多くなった
とかですね。
周りが気付かないだけで、部下はちゃんと自分の状態を発信しています。
部下が発信した情報を上司がいち早くキャッチしてあげることが、悲しい結末を未然に防ぐことに繋がっているんです。
まとめ
部下から突然退職届が出てくるなんて、驚きとショックでしばらく混乱するかもしれません。
しかし、ここは潔く現実を受け入れましょう。そして、また同じことを繰り返さないためにも、日頃から部下のことをよく観察しましょう。
部下が退職届を提出してきたら、引き止めず気持ちよく送り出してあげるのが、上司として最後にしてあげれる最良のことだと思います。
今回は以上です。
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