部下の半分近くが、何かしらの不満を持っている。
仕事のパフォーマンスをあげるために、部下たちの不満を解消したい。
この記事では、不満を持ちながら部下からの相談がない時、上司としてどのような対応をすればいいのかについて、解説しています。
職場の不満を解消したい上司、そんな方の参考になれば幸いです。
本記事では、下記の内容を解説します。
■不満だらけの職場を作り出しているのは上司が原因?
■職場の不満を解消させる方法
■仕事のパフォーマンスをあげるためにすべきこと
この記事を書いている僕は、会社員だった頃、不満を持つ部下の対応に悩んでいた時期もありました。
今回は『職場での部下の不満』について解説していきたいと思います。
職場の不満が解消されないのは上司が原因?
突然ですが、部下たちの不満は部下たちのわがままだと思っていませんか?
不満の原因は部下たちのわがまま
僕も部下を持つ上司だったことがあります。
上司からしたら、部下がわがままだと感じるときってあるんですよね。
例えば、よく耳にする不満が
- 残業が多い
- 休日出勤が多い
- あの人ばかりひいきしている
など。
上司からしたら仕事なんだし、仕方ないし。
それに誰をひいきしているわけでもなく、成果を出せば褒めるし、間違ったことをすれば、怒る。
当然といえば当然なことなのに、部下からしたら、それが『ひいき』となってしまう。
つまり、上司からしたら、当然のことでも、部下からすれば、当然じゃないことが、たくさんあるんです。
上司と部下の対立では、悲劇のもと
上司と部下が、対立してもいいことはありません。
僕がいた支店ではありませんが、上司と部下の対立によって、ひどいところでは、職場崩壊になりかけたことがありました。
- 上司のいうことを聞かない
- 上司の悪口を他の部署に言いふらす
- 社内の相談窓口に課の人全員が相談シートを提出する
その結果、役員会でも問題になり、その上司は責任を取らされ、他の支店に転勤させられました。
後から聞いた話ですが、その上司の方も、部下の対応に困っていたそうです。
というのも、上司という立場上、部下全員の意見を聞くのは難しんです。
そのため、部下の不満に耳を傾けることをやめ、上司という立場から、部下たちの不満を強引に押し込んでいたそうです。
部下は手のかかる子供だと思いましょう
部下を手のかかる子供だと思ってみるのはどうでしょう?
子供のように接するということではありません。
子供って、大人みたいな振る舞いをしたがりますが、それでもどこか子供なんですよね。
部下たちも、似たようなところがあるんじゃないでしょうか?
- 自分の力を試してみたい
- 一人前として認めてほしい
- 自分はもっといろんなことにチャレンジしてみたい
子供も、部下も成長しようとしているんです。
そのため、いき過ぎたことをするかもしれません。
ですが、それを上司という立場で押さえつけてしまうと、それが不満を生み出してしまうんです。
職場の不満を解消させる方法
職場の不満を、解消させる方法を3つ紹介します。
これが正解ということではありません。
なぜなら、職場によっても違いますし、部下の性格によっても違います。
ここで紹介する、3つの方法を解決のヒントにしていただければ幸いです。
職場の不満を解消させる方法①:部下に寄り添う
なんと言っても、部下に寄り添うことだと思うんです。
というのも、部下に寄り添うことができる上司というのは、当然部下からの信頼もあついんです。
このあつい信頼関係こそ、不満を生み出さない秘訣だと思うんです。
もちろん、信頼関係なんて、そんな簡単に気付けるものではありません。
ですから、部下からではなく、上司の方から部下に寄り添っていくべきなんです。
職場の不満を解消させる方法②:部下をよく観察しましょう
あなたは部下を観察していますか?
というのも、部下っていろんなことで悩んだり、不安になっていたりするんです。
それを相談できる人と、誰にも相談できず、一人で抱え込んでしまう人がいるんです。
個人的な意見ですが、相談できる人より、一人で抱え込んでしまう人の方が多いように思うんです。
そんな人たちを放置していると、不満の原因になります。
部下の様子を観察して、今抱えている悩みや不安、そういったものを解消することも、不満を解消することにつながるんです。
職場の不満を解消させる方法③:説得より納得
仕事で、上司と部下の意見が違う時、おおよそ2つの対応をするんじゃないでしょうか。
①:上司の権限により強引に話をまとめる
②:部下とよく話し合って説得させる
ですが、どちらの対応でも部下は不満を持ってしまうんです。
なぜなら、どちらも、上司の意見を押し通していますよね。
ここで、大事なのは、部下本人の意見です。
そこで、『納得』という対応です。
『説得』と『納得』の違いは、結論を出す過程で、部下本人の意見を聞いているかどうかなんです。
部下の意見を無視するような対応では、不満が発生するんです。
仕事のパフォーマンスをあげるためにすべきこと
仕事のパフォーマンスをあげることは、簡単ではありません。
そこでオススメなのは、あえてパフォーマンスをあげることを意識しないことです。
まずは、あなたの部下のことを第一に考え、寄り添ってあげることです。
あなたが部下に対する思いが部下に伝われば、自然と部下たちも仕事に対して、やる気を出します。
その結果、パフォーマンスの向上になるんです。
というのも、パフォーマンスの向上は、部下一人一人の努力の結果なんです。
パフォーマンスの向上のために、あれこれやるのではないんです。
必要なことをやった結果、パフォーマンスが向上するんです。
まとめ
不満のない職場はないと思うんです。
というのも、いろんな人が同じ職場で働く以上、価値観の違いなどによって不満は出てきます。
必要なのは不満を抑えることではなく、不満を爆発させないことなんじゃないでしょうか?
そのためには、いち早く不満を抱えている部下を発見して、対応を間違えないことだと思います。
ということで、今回は以上です。
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