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【上司の悩み】仕事ができない部下の育て方【部下と共に成長する】

2020年7月2日

 

仕事ができない部下がいて手を焼いている。根気よく指導をしてもミスを連発するし、一向に成長のきざしが見えない。こんなときどうすればいいの?

 

こんなお悩みを解決します。

 

本記事では、下記の内容を解説します。

 

  • 仕事ができない部下の育て方
  • 思い通りにならないこともある

 

仕事ができない部下の育て方

 

僕も部下をもったことがあるので、部下を育てる上司の気持ちはよくわかります。「言ったことができない」「言った通りにしない」その結果ミスして、「どうすればいいですか?」と助けを求めてくる。

 

しかし、部下が言うことを聞かないのにも理由があります。

 

理由①:部下を理解していない

部下も人間です。人間は自分を理解してくれる人についていきます。

 

あなたは、部下のことを理解していますか?

 

『社交的なのか、内向的なのか』『細かいことが得意なのか、苦手なのか』『責任感が強い方なのか、そうでもないのか』などなど。

 

できることなら、プライベート的なことまで理解してあげるのがいいですが、今の時代深く聞くと、プライバー侵害などと言われたりもしますので、せめて、仕事に必要なことくらいは、理解してあげましょう。

 

悩み事を相談されたときはチャンスです。心を開きかけているときです。

 

その時は突き放すのではなく、例え抱えている仕事が忙しくても、親身なって相談に乗ってあげましょう。

 

理由②:とりあえず仕事をふる

あなたにとって簡単な仕事でも、部下にとったら重労働なこともあります。

 

十人十色でして、部下にも得手不得手があります。

 

部下に仕事を任すときは、ある程度工夫して、余裕を持すことが必要です。

 

「この書類を今週中までに」と、あなたにとって余裕を持たせたつもりかもしれませんが、部下にしてみれば全く余裕がないなんてこともあります。

 

仕事を続けていれば、そのうちなんとかできるようになるだろう、と思っていてもそう簡単にはいきません。

 

部下に任す仕事は細分化して、段階的に達成感を味わせることも必要です。

 

理由③:一人で頑張らせている

一人で頑張るのではなくて、一緒に頑張っているということを認識させる。

 

一人で頑張るのは誰だって寂しいものです。

 

特に入社間もないころは、誰に頼ったらいいかわからず、戸惑いがちになります。

 

「わからないことがあれば聞けばいい」と思われるかもしれませんが、あなたや周りが忙しそうにしていたりすると、聞きづらいものです。

 

あなたの方から「一緒に頑張っていこう。わからないことは、忙しいときでもいいから俺に聞け」と声をかけてあげることで、「忙しいときでも、相談していいんだ」ということが伝わります。

 

理由④:厳しすぎる、または優しすぎる

厳しくするだけでも、優しくするだけでもダメで、アメとムチの使い分けが必要。

 

厳しくするばかりでは、気が滅入ってしまいます。逆に優しくしすぎると、調子に乗ります。

 

叱るときは軽く、褒めるときは大袈裟に。寒暖差をつけることも必要です。

 

もちろんミスの重大さによります。

 

正直相手の受け取り方次第のところが大きいので、まず最初に部下を理解することから始めた方がいいですね。

 

理由⑤:成功体験がない

仕事ができないということは、成功体験が他の人に比べて少ないということも考えられます。

 

できることなら、本人の力で成功体験を積ませることが一番望ましいですが、仕事ができないなら、それも難しいでしょう。

 

それなら、上司であるあなたが、一緒になって成功体験をつくってあげることです。

 

成功体験があると、それが自信へとつながり、次のステップへのエネルギー源になるからです。

 

成功体験が少ないというのは、仕事に限らず、もしかしたらプライベートでも、失敗ばかりなのかもしれません。

 

目的は部下に『やればできる』という自信を付けさせることなので、舞台の主役は部下です。

 

上司のあなたは黒子といった感じです。ときには客席に座り、拍手をしてあげることも必要です。

 

思い通りにならないこともある

 

上司にとって大変なのが、部下ひとりひとりを相手にしなければならないことです。

 

あなたは一人、部下は大勢。普通の人にはとてもできることではありません。

 

だからこそ、注意しなければならないことがあるのです。

 

注意点①:相手は人間

上記の『部下を理解する』と共通するかもしれませんが、あなたが相手にしているのは、人間です。

 

感情もあれば考えもあり、個性もあります。一方的な考えの押し付けでは、相手は動きません。

 

あなたが部下に対しての希望と、部下がこうありたいという願望が一致しなければ、お互いの距離は離れていくだけです。

 

お互いの距離を近づけるためには、部下の考えや意見を受け入れ、認めてあげることも大切です。

 

注意点②:否定ではなく承認

部下の考えを認めてあげることも必要です。

 

否定されると『自分はダメなやつ』とか『やっぱり自分にはできない』とマイナス思考になりがち。

 

上司のあなたからしたら、しょうもない提案でも、部下にしてみれば、一生懸命考えた提案なのもしれません。

 

一生懸命考えたのに簡単に否定されたら、誰でも自信を無くしてしまいます。

 

一度認めてあげて、そこから『何が足りないのか』を伝えてあげましょう。

 

『よく頑張って考えたね、お疲れ様』と、ねぎらいの言葉をかけてあげるだけでも、嬉しいはずですよ。

 

まとめ

 

部下も一人の人間です。部下のことを理解し、一緒に困難を乗り越え、何か成功体験を積ませることで、仕事に対しての向き合い方も変わってきます。

 

上司という立場上、自分の仕事もしなければならないので、簡単なことではありませんが、部下の成長は上司の成長でもあります。

 

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