こんなお悩みを解決します。
本記事では、下記の内容を解説します。
- 仕事ができない部下の育て方
- 思い通りにならないこともある
仕事ができない部下の育て方
僕も部下をもったことがあるので、部下を育てる上司の気持ちはよくわかります。「言ったことができない」「言った通りにしない」その結果ミスして、「どうすればいいですか?」と助けを求めてくる。
しかし、部下が言うことを聞かないのにも理由があります。
理由①:部下を理解していない
部下も人間です。人間は自分を理解してくれる人についていきます。
あなたは、部下のことを理解していますか?
『社交的なのか、内向的なのか』『細かいことが得意なのか、苦手なのか』『責任感が強い方なのか、そうでもないのか』などなど。
できることなら、プライベート的なことまで理解してあげるのがいいですが、今の時代深く聞くと、プライバー侵害などと言われたりもしますので、せめて、仕事に必要なことくらいは、理解してあげましょう。
悩み事を相談されたときはチャンスです。心を開きかけているときです。
その時は突き放すのではなく、例え抱えている仕事が忙しくても、親身なって相談に乗ってあげましょう。
理由②:とりあえず仕事をふる
あなたにとって簡単な仕事でも、部下にとったら重労働なこともあります。
十人十色でして、部下にも得手不得手があります。
部下に仕事を任すときは、ある程度工夫して、余裕を持すことが必要です。
「この書類を今週中までに」と、あなたにとって余裕を持たせたつもりかもしれませんが、部下にしてみれば全く余裕がないなんてこともあります。
仕事を続けていれば、そのうちなんとかできるようになるだろう、と思っていてもそう簡単にはいきません。
部下に任す仕事は細分化して、段階的に達成感を味わせることも必要です。
理由③:一人で頑張らせている
一人で頑張るのではなくて、一緒に頑張っているということを認識させる。
一人で頑張るのは誰だって寂しいものです。
特に入社間もないころは、誰に頼ったらいいかわからず、戸惑いがちになります。
「わからないことがあれば聞けばいい」と思われるかもしれませんが、あなたや周りが忙しそうにしていたりすると、聞きづらいものです。
あなたの方から「一緒に頑張っていこう。わからないことは、忙しいときでもいいから俺に聞け」と声をかけてあげることで、「忙しいときでも、相談していいんだ」ということが伝わります。
理由④:厳しすぎる、または優しすぎる
厳しくするだけでも、優しくするだけでもダメで、アメとムチの使い分けが必要。
厳しくするばかりでは、気が滅入ってしまいます。逆に優しくしすぎると、調子に乗ります。
叱るときは軽く、褒めるときは大袈裟に。寒暖差をつけることも必要です。
もちろんミスの重大さによります。
正直相手の受け取り方次第のところが大きいので、まず最初に部下を理解することから始めた方がいいですね。
理由⑤:成功体験がない
仕事ができないということは、成功体験が他の人に比べて少ないということも考えられます。
できることなら、本人の力で成功体験を積ませることが一番望ましいですが、仕事ができないなら、それも難しいでしょう。
それなら、上司であるあなたが、一緒になって成功体験をつくってあげることです。
成功体験があると、それが自信へとつながり、次のステップへのエネルギー源になるからです。
成功体験が少ないというのは、仕事に限らず、もしかしたらプライベートでも、失敗ばかりなのかもしれません。
目的は部下に『やればできる』という自信を付けさせることなので、舞台の主役は部下です。
上司のあなたは黒子といった感じです。ときには客席に座り、拍手をしてあげることも必要です。
思い通りにならないこともある
上司にとって大変なのが、部下ひとりひとりを相手にしなければならないことです。
あなたは一人、部下は大勢。普通の人にはとてもできることではありません。
だからこそ、注意しなければならないことがあるのです。
注意点①:相手は人間
上記の『部下を理解する』と共通するかもしれませんが、あなたが相手にしているのは、人間です。
感情もあれば考えもあり、個性もあります。一方的な考えの押し付けでは、相手は動きません。
あなたが部下に対しての希望と、部下がこうありたいという願望が一致しなければ、お互いの距離は離れていくだけです。
お互いの距離を近づけるためには、部下の考えや意見を受け入れ、認めてあげることも大切です。
注意点②:否定ではなく承認
部下の考えを認めてあげることも必要です。
否定されると『自分はダメなやつ』とか『やっぱり自分にはできない』とマイナス思考になりがち。
上司のあなたからしたら、しょうもない提案でも、部下にしてみれば、一生懸命考えた提案なのもしれません。
一生懸命考えたのに簡単に否定されたら、誰でも自信を無くしてしまいます。
一度認めてあげて、そこから『何が足りないのか』を伝えてあげましょう。
『よく頑張って考えたね、お疲れ様』と、ねぎらいの言葉をかけてあげるだけでも、嬉しいはずですよ。
まとめ
部下も一人の人間です。部下のことを理解し、一緒に困難を乗り越え、何か成功体験を積ませることで、仕事に対しての向き合い方も変わってきます。
上司という立場上、自分の仕事もしなければならないので、簡単なことではありませんが、部下の成長は上司の成長でもあります。
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