部下を数人持つ中間管理職にとって、部下との関係がストレスという方も多いんじゃないでしょうか。
この記事では、部下へのストレスが限界にきたときの対処方法について解説しています。
部下へのストレスに、頭を悩ませている方の参考になれば幸いです。
本記事では、下記の内容を解説します。
・ストレスの原因となる部下の特徴と対処法
・ストレスをなくして、快適な職場環境にするために
・ストレスが限界にきたときの対処法は、ひとつとは限らない
この記事を書いている僕は、不動産投資会社で4年間勤務していました。
部下の辛さや、上司の大変さを経験してきました。
今回は『部下へのストレスが限界に達した時の対処方法』について解説していきたいと思います。
ストレスの原因となる部下の特徴と対処法
ストレスの原因になっている部下っていますよね。
ここでは、ストレスの原因になっている部下の特徴と対処法をいくつかご紹介します。
特徴1:上司の指示に従わず、自分の判断で仕事を進める
部下が自分で考えて仕事をするのは、上司として嬉しい成長ですよね。
ですが、部下が自分のやり方が正しいと思い込んで、上司の指示を無視してしまうことがあります。
■対処法:
部下が上司の指示に従わない原因は2つあるんじゃないかと思います。
◆原因1:先のことが見えていない
先のことが見えていないので、深く考えず、行動してしまっている。
◆原因2:上司を信じていない
上司を信じていないので、上司のいうことより、自分の考えの方が正しいと思っている。
これらを、改善させるためには、部下との信頼関係を築くことが必要です。
下記の記事でも解説していますので、興味ある方はチェックしてみてください。
≫≫【遠ざかる心の距離】上司と部下の信頼関係が失われていく理由
特徴2:同じことを2度も3度も質問してくる
何回も説明したのに、何回も同じことで、質問してくる部下はいませんか?
覚えるのが苦手なら、メモすればいいのに、メモすらしない。
■対処法:
このような部下は、メモをする習慣がないんじゃないかと思います。
というのも、今までメモしなくても、なんの問題もなかったからです。
特に新卒で入社した部下は、それまでメモする機会なんてありません。
そのため、メモする習慣もなければ、どうやってメモするのかさえ、わからないでいるのです。
こういう時は、メモの大切さとメモの取り方を教えてあげましょう。
特徴3:普段からやる気のない態度
例えば、
- だらだらと歩く
- いやそうな顔で仕事をする
- 挨拶しても返事がない
- 喋りに覇気がない
こんな部下はいませんか?
■対処法:
部下がこのような態度に出る原因の一つは、『仕事に目的を見出せていない』ということが考えられます。
『やる気』がないんじゃなくて、『目的』がないんです。
目的がないと、どこか、うわの空で仕事をしてしまいがちになります。
こんな部下には、明確な目的を設定してあげましょう。
大事なのは、設定する目的は、上司の押し付けではなく、部下本人が自分の意志で決めることなんです。
ストレスをなくして、快適な職場環境にするために
快適な職場環境が理想的ですが、簡単ではないと思うんです。
なぜなら、職場にいる以上、ストレスは無くならないからです。
ストレスのない快適な職場は幻想?
ストレスのない、快適な職場は、まさに理想的ですよね。
ですが、いろんな性格の人が集まる職場で、ストレスをなくすことなんてできるんでしょうか?
- 残業が多くて、休みが取れない
- 上司が〇〇さんばかりひいきする
- 部下が思い通りに仕事してくれない
- 上司に相談したことが、いつまで経っても解決できない
このように、上司も部下も、感じるすストレスはさまざまなんです。
全てを解消させるなんて、ほぼ不可能に近いんじゃないでしょうか?
ストレスを解消させるのではなく、軽減させる
職場のストレスを解消させることはできなくても、軽減させることはできます。
ストレスを軽減させるために必要なのは、受け止め方なんじゃないでしょうか?
例えば、
- 割り切る
- 考え方を変える
- 接し方を変える
など。
よくないのは、ストレスを態度に出してしまうことです。
「あ〜あの人今イライラしてるんだぁ」と周りに伝わってしまえば、周りの誰かもストレスを感じてしまいます。
そして、そのストレスがまた、他の誰かのストレスに、、、。
そうやってストレスが伝播していくと、負のスパイラルになります。
とはいえ、ストレスを我慢するのは、体に悪いので、軽減するすべを見つけましょう。
ストレスをコントロールすることも、仕事に必要なスキルのひとつです。
部下もストレスを感じている
ストレスを感じているのは、上司だけとは限りません。
部下だって、同じようにストレスを感じているんです。
部下のストレスを早期に発見して、対処することで、上司のストレスの軽減につながることもあります。
ストレスを抱えた部下が、どんな行動に出るのかをしっかりチェックしておきましょう。
≫≫【上司へのサイン】部下がストレスを抱えると、こんな行動にでる
ストレスが限界にきたときの対処法は、ひとつとは限らない
ストレスが限界に来たとき、気をつけなきゃいけないのは、体調不良を引き起こすことです。
体は資本です。体を壊してしまっては、この先なにもできなくなってしまいます。
取り返しがつかなくなる前に、ストレスの発散方法を見つけましょう。
ストレスの発散方法は人によって違うと思うんです。
例えば、
- 読書に没頭する
- 家の掃除をする
- 家でゲームをする
- 旅行に出かけて、自然の体感する
など。
※ちなみに、僕は旅行に出かける派です。
「自分はどんなことがストレスの発散になるのかな?」と考えてもわからない方は、とりあえず、興味のあることから、始めてみましょう。
大事なのは、何をするかではなく、どれだけ打ち込めるかなんです。
考え込むことがないくらい、打ち込めるものがあれば、気持ちも穏やかになれます。
まとめ
部下をストレスに感じている上司の方は多いと思います。
ですが、ストレスを感じているのは上司だけでしょうか?
部下も同じように、ストレスを感じているんかもしれません。
お互いがストレスを抱えている状態では、生産性の高い仕事なんてできないですよね。
なので、まず部下の抱えているストレスを、解消してあげることが、上司のストレスを解消することにもつながるんです。
ということで、今回は以上です。
≫≫【残るか辞めるかどうしよう】職場の人がどんどん辞めていく原因
≫≫【口には出せない】職場の不満を取り除きたいなら、不満と向き合うべき