物件の構造って専門的な用語が多くて、なかなかその意味がわからないですよね。
この記事では、賃貸物件に多い構造と、その特徴やメリット・デメリットについて解説しています。
構造について知っておくと、内覧の際にチェックができ、入居後のトラブル防止にも繋がります。
興味ある方は最後まで読んでみてください。
本記事では、下記の内容を解説します。
・賃貸物件の構造が重要な理由
・賃貸物件の構造と特徴
・ライフスタイルに合わせた物件選びが重要
この記事を書いている僕は、不動産賃貸の仲介営業を2年間経験しました。
その後不動産投資の会社で4年間融資関係の仕事をしていました。
今回は『賃貸物件の構造』について解説していきます。
賃貸物件の構造が重要な理由
賃貸物件を選ぶ際、人によってこだわりポイントが違うと思います。
とはいえ、多くの人が気になるポイントは、下記の3つではないでしょうか?
・家賃
・間取り
・周辺環境
ただ、この3点以外にも、『アパートの構造』についても、知っておいたほうがいいんです。
なぜなら、アパートの構造によって、ライフスタイルが変化することもあるからです。
例えば、
・耐震性
・防音性
・耐火性
などですね。
各構造の特徴を知っておくことで、生活への影響も変わります。
特にトラブルの元になるのが、生活音です。
あらかじめ、構造について知っておくと、トラブル防止にもなるので、構造について知っておくことは大事だったりします。
賃貸物件の構造と特徴
賃貸物件の構造の種類とその特徴についてみていきましょう。
一般的な構造
賃貸物件で、一般的によく使われている構造は下記です。
・木造(2×4構造)
・鉄骨造
・鉄筋コンクリート造(RC造)
中でも、木造(2×4構造)はアパートなんかによく使われています。
上記以外にも、鉄骨鉄筋コンクリート造のマンションなんかもあります。
構造の種類と特徴
それでは、構造の種類についてみていきましょう。
◆木造
特徴:
文字通り木材を使って組み立てる建築構造です。
木造は、組み立てが簡単で、コストも低い『2×4(ツーバイフォー)』という構造が一般的です。
◆鉄骨造(S造)
特徴:
梁や柱など、建物の主要部分が鉄骨になっている構造です。
木造で木の部分が鉄骨になっているイメージです。
2階建のアパートやプレハブなどによく使われます。
◆鉄筋コンクリート造(RC造)
特徴:
梁や柱に鉄筋を入れて、その周りをコンクリートで固めてしまうつくりです。
マンションなどによく使われています。
◆鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
特徴:
鉄骨を支柱にして、その周りに鉄筋を入れて、そこにコンクリートを流して固めてしまうつくりです。
鉄筋コンクリート造(RC造)をさらに強化させたイメージです。
構造別メリットとデメリット
各構造のメリットとデメリットについてみていきましょう。
◆木造
メリット:
・自然素材で通気性が良い
・建築コストがかからないので、家賃が安い
デメリット:
・防音性が高くない
・耐火性が高くない
・耐震性が高くない
※とはいえ、建築基準法で定められている基準はクリアしているので、あくまでも、『他の構造と比較して高くない』という意味です。
◆鉄骨造(S造)
鉄骨造には『重量鉄骨造』と『軽量鉄骨造』の2種類があります。
今回は、アパートなどでよく使われる、『軽量鉄骨造』についてみていきたいと思います。
メリット:
・木造より強度が高い
・木造ほどじゃないが、家賃が比較的安い
デメリット:
・防音性がそれほど高くない
・通気性や断熱性が低い
◆鉄筋コンクリート造(RC造)
メリット:
・防音性が高い
・耐火性、耐震性が高い
デメリット:
・通気性が低く、夏は暑く、冬は寒い
・建築コストが高いため、その分家賃も高い
◆鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
メリット:
・防音性が最も高い
・耐火性、耐震性が最も高い
デメリット:
・通気性が低く、夏は暑く、冬は寒い
・建築コストが高いため、その分家賃も高い
ライフスタイルに合わせた物件選びが重要
上記でみてきたように、どの構造にも一長一短があります。
「じゃ、どの構造がいいんだろう?」と悩んでしまうかもしれません。
個人的には、生活スタイルに合わせた、選び方がいいんじゃないでしょうか?
例えば、
一人暮らしで、生活音が気にならないなら、
・木造
・鉄骨
お子様のいる家庭で、子供の夜泣きや走り回る音が気になるなら、
・鉄筋コンクリート造
・鉄骨鉄筋コンクリート造
もちろん、お家賃のこともあるので、難しい選択にはなりますが、、、。
その他、耐震性や耐火性などが気になる方は、構造について大家さんや管理会社に尋ねてみるのもいいかもしれません。
というのも、木造や鉄骨でも、壁と壁の間に吸音材を入れていたり、耐熱シートや防火剤などで、構造上の弱いところを補強しているアパートもあるからです。
まとめ
建物の構造についてみてきました。
物件の構造を知ることで、自分がこれから住む物件の特徴を知ることができます。
また、現在では物件構造のデメリットを補うための工夫もされています。
なので、構造上の特徴やメリット・デメリットを踏まえて、内覧の際に気になる点を営業マンに確認してみることが大事です。
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下記の記事で詳しく解説していますので、興味ある方はチェックしてみてください。
≫≫【安さの秘密にせまる】ビレッジハウスのからくり!【その正体は、、、】
ということで、今回は以上です。
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