こんな疑問にお答えします。
本記事では、下記の内容を解説します。
- マルチタスクの方がシングルタスクより生産性は落ちる?
- シングルタスクで生産性アップ
- 職場によってはシングルタスクは不可能
マルチタスクの方がシングルタスクより生産性は落ちる?
結論からいいますと、人間の脳はそこまで優秀ではないので、複数のことを同時に行うことはできません。
つまり、マルチタスクより、シングルタスクの方が、生産性は高いです。
よく、生産性の高い人は、複数の仕事を同時に処理していると、勘違いされがちですが、実は一つ一つの仕事(タスク)を脳内で切り替えながら交互に処理しているのです。
例えば、仕事中に、こんなことを呟いた経験はありませんか?
- えーと、次は、、、
- さてと、次は、、、
これは、一つのタスクが終わり、「さて、次のタスクに切り替えるか」と、脳内で集中先のタスクを切り替えているためです。
マルチタスクで、仕事が早いように見える人も、実は脳内でこの切り替えを高速で行っているんです。
なので、マルチタスをしているように見えても、複数のことを同時進行しているというわけではありません。
むしろ、人によっては、この脳内での高速の切り替え作業が、脳に疲労を与えることになり、生産性が下がる場合もあります。
下記の本では、脳の負担を減らし、効率をあげる仕事術を紹介しています。興味のある方はぜひどうぞ。
最高の自分を引き出す 脳が喜ぶ仕事術 [ キャロライン・ウェッブ ]
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シングルタスクで生産性アップ
生産性をあげたいと考えているのであれば、シングルタスクを意識するといいと思います。
なぜなら、シングルタスクの方が集中して、仕事に取り掛かれるからです。
例えば、集中して仕事しているときに、横から声をかけられると、イラっとしたことはありませんか?
せっかく調子良く進んでいたのに、集中力が切れた
これは、一つのことに集中していると、集中力の極限状態に入っているからだそうです。(『ゾーンに入っている』ともいいます)
詳しくはSINGLETASKという本に書いてありますので、よろしければどうぞ。
SINGLE TASK 一点集中術 「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる [ デボラ・ザック ]
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職場によってはシングルタスクは不可能
シングルタスクで、集中して仕事するのは、確かに生産性をあげることになるかもしれません。
しかし、時期や職場環境によって、一つのことに集中して、取り組むことが難しい場合もあるかと思います。
例えば下記のような場合
- 繁忙期
- 周囲の雑音
など
集中したいのに、集中できない。
僕も、以前の職場では、周囲から話しかけられることが多く、一つのことに集中して取り組むことが難しい環境でした。
なので、以下のことを行いました。
①よく話しかけられる時間帯を見つける
②急ぎの話なのかどうかを確かめる
③簡単なことから始めて、勢いをつける
以上の3つです。
これらを、試しに行った結果、生産性をあげることができました。
まとめ
- マルチタスクより、シングルタスクの方が生産性は上がる
- マルチタスクは、同時進行ではなく、高速でタスクを切り替えている
- 職場環境によって、集中することが難しい場合もある
生産性をあげるためには、マルチにいろんなことをするのではなく、一つのことに集中することが大切です。
今回は以上です。