仕事が雑用ばかりでなんだかつまらない。やりがいもないし、達成感もない。
この記事では、仕事の基本は雑用にあることについて解説しています。
雑用ばかりの毎日で、自分の成長を感じないことに不安な方の参考になれば幸いです。
本記事では、下記の内容を解説します。
- 仕事が雑用ばかりで将来が不安
- 『誰にでもできる雑用』ではなく『自分にしかできない仕事』がしたい
- 雑用を制するものは、仕事を制する?
この記事を書いている僕は、不動産業界で6年間勤務していました。
入社当初の僕は、何もできない、怒られてばかりのダメダメ社員でした。
それでも、役職をもらい、部下がつくようにまでなれました。
そこで、今回は『毎日が雑用ばかりの仕事で将来が不安』について解説していきたいと思います。
仕事が雑用ばかりで将来が不安
「仕事で成果を出して、もっといろんなことにチャレンジしてみたい!」そう思っていたのに、任された仕事は雑用ばかり、、、。
『こんなこと毎日続けていても、自分の将来は大丈夫なんだろうか?』
そんな不安を、抱えている方もいるかもしれません。
「雑用って、パッとしないし、それに仕事ができない人が、雑用をやっているイメージがする」なんてことを思っていませんか?
個人的には、雑用って、いろんなスキルが必要だと思うんです。
例えば、
- 会議の資料をファイリングするのも、迅速な処理能力が必要です。
- 予約を一つを取るのも、スケジュール調整の能力が必要ですし、予定が合わない時は折衝能力が必要です。
- 備品の整理だって、整理整頓の能力が必要ですし、どこに何があるのかを把握する管理能力も必要です。
このように、雑用って他の仕事に比べて、輝いていないように見えるかもしれません。
ですが、自分を大きく成長させてくれる要素を、たくさん含んでいるんです。
とはいえ、「雑用ってなんの刺激もやりがいもないし、毎日の繰り返しが苦痛、、、」と感じることもあるかもしれません。
それは、ただなんとなく、こなしているからではありませんか?
『誰にでもできる雑用』ではなく『自分にしかできない仕事』がしたい
会社に入社した当初、「やりがいのある仕事がしたい」「自分にしかできない仕事がしたい」と、考えていた人は多いんじゃないかと思います。
では、『やりがいのある仕事』『自分にしかできない仕事』とは、どんな仕事なのでしょう?
- 営業で契約をたくさん取ってくることでしょうか?
- 大きなプロジェクトを任されることでしょうか?
なんにしても、任されたことに対して、受け身を取るだけでは、結局のところ達成感や充実感は得られないんじゃないでしょうか?
以前、上司から「言われたことを、ただやるだけなら誰にでもできる!」と怒られたことがあります。
正直、言われた当初は意味がわかりませんでしたが、仕事ができるようになるにつれて、段々とその意味がわかってくるようになってきたんです。
つまり、仕事とは『誰でもできることを、自分にしかできないことに変えることが必要』ということではないでしょうか?
『仕事の8割は雑用』というと、少しおおげさかもしれませんが、誰かの仕事は他の誰かの雑用なのではないでしょうか?
あなたの上司の仕事だって、上司のそのまた上司の雑用なのかもしれません。
そう考えると、『雑用』と『仕事』の境界線って、任された『雑用』をどう工夫するかではないでしょうか?
雑用を制するものは、仕事を制する?
上記でも解説した通り、個人的に雑用ってたくさんのスキルが必要だと思うんです。
雑用で新入社員を見極める
会社に入社した当初、雑用から任されますよね?なぜだと思いますか?
「新入社員のうちは、まだできることがないから」と思われるかもしれません。
確かに、それも理由の一つではあります。
ですが、それとは別に、他にも理由があるんです。
- 会社のことを知ってもらいたい(会社の方針やものの配置など)
- 雑用を任せて、現状でどのくらいの能力があるのかを知りたい
というのも、入社時の面接や履歴書・職務経歴書を読んだだけでは、わからないことってたくさんあるんです。
新入社員の現状の能力が、会社が求める程度あるのかないのか。
また、本人の希望している内容の仕事につかせても問題なさそうか、それともまだ早いのか。
雑用のプロは仕事のプロ?
雑用のプロは、仕事のプロでもあると思うんです。
例えば、よくある雑用は下記のようなものじゃないでしょうか?
- お茶だし
- 資料の作成
- 書類のファイリング
これらも、一見なんでもないように思われますが、実は結構大事だったりするんです。
「え?どこが?」と思われたかもしれません。
お茶出し:
お茶出しを、ただお茶を淹れて、出せばいいと思っていたら間違っています。お茶は出し方ひとつで相手の印象が変わります。特に企業の重役や年配の方なんかはその辺が厳しんです。「お茶出しもろくにできない会社なんて、、、」とみられないように注意しなければいけません。
資料の作成:
ただ資料を作ってホッチキスで止めればいいと思っていたら間違っています。社内で使用する資料ならまだしも、お客様に見せる資料には注意を払わなければいけません。
- 誤字や脱字
- ホッチキスを止める位置
はもちろん、どうすれば相手が見やすい資料になるのか。そういった相手のことを考えることができるかどうかも大事なんです。
書類のファイリング:
書類のファイリングも資料の作成と同じで、ただファイリングすればいいというわけではありません。ファイリングした後、その書類が必要になったとき、すぐ取り出せるように、工夫しているかどうかで、『ただの雑用』になるのか、それとも、『あなたにしかできない仕事』となるのかに分かれます。
つまり、言われた通りに、やるだけなら誰でもできる『雑用』かもしれません。
ですが、その雑用に工夫を加えることで、『自分にしかできない仕事』に変えることができるんです。
まとめ
雑用の日々が続くと、「このままでいいのかな?」と自分の将来が見えなくなり、不安になるかもしれません。
ですが、仕事に雑用はつきものです。
そして、この雑用は誰もやりたがりません。
なぜなら、誰にでもできることだと思っているからです。
他の記事でも書いていますが、一見たいしたことないように思えることでも、実は大事なことだったりするんです。
個人的な意見ですが、雑用のプロは仕事のプロでもあると思います。
雑用ばかりで、自分の成長を感じないのであれば、普段の雑用に工夫をくわえてみてはいかがでしょうか?
『誰にでもできること』を『自分にしかできないこと』に変える。
それこそが、『自分の成長』につながるんじゃないでしょうか?
ということで、今回は以上です。
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