大企業に入ったのはいいけれど、いろんなルールに縛られて、自分が思うような仕事ができない。
成長できると思って大企業に入ったのに、これじゃなんのために、頑張って大企業に入社したのかわからない。
この記事では、大企業のほうが仕事ができない理由について解説しています。
大企業という理由だけで、このままズルズルといてもいいのか、そんな悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。
本記事では、下記の内容を解説します。
- 大企業だと思うように仕事ができない理由
- 大企業に入社して、想像と違うことはよくあること
- 大企業じゃなくても、やりたいことはできる
この記事を書いている僕は、不動産業界で6年間勤務していました。
僕がいた会社は、東証一部に上場している不動産投資会社でした。
一般的に大企業と言われていましたが、大企業といえど、いいことばかりではありませんでした。
そこで、今回は『大企業だと、思うように仕事ができない理由』について解説していきたいと思います。
大企業だと思うように仕事ができない理由
大企業に入れば『自分の成長になる』『やりたいこともやらせてもらえる』と思っている方が多いかもしれません。
大企業は組織として、ほぼ完成している
- 大企業なら安泰
- 大企業の方が福利厚生がしっかりしている
一般的によく言われる、大企業のイメージではないでしょうか?
大企業が安泰で、福利厚生もしっかりしている理由って、大企業は組織としてほぼ完成しているからなんですよね。
例えば、
- 営業部や経理部といった役割ごとの部署がある
- ある程度マニュアル化されていて、マニュアル通りに仕事をすればトラブルは起きない
当然といえば当然なのですが、企業としてある程度成長していて、安定しているから大企業と言われるんですよね。
安定しているということは、変化を嫌うということでもあるんじゃないでしょうか?
もちろん、全ての大企業がそうとは限りませんが、大企業のほうが中小企業ほど、柔軟に仕事ができないのは確かだと思います。
優秀な人材が集まってくるから、競争が激しい
大企業ともなると、みんなそのブランド名に引き寄せられてきます。
もちろん、優秀な人たちも集まってきます。
そんな、優秀な人たちと競争して、比べられて、勝ち残って行かないといけないんです。
- めちゃくちゃ怒られたのに、全く気にしないようなメンタルが強い人
- やっと仕事が終わったと思ったら、次の日の仕事の準備をしてから帰る人
- 愛想がよく顧客の心をわしづかみするような、コミュニケーションが上手な人
自分からみて、スーパーマンみたいな人たちも集まってくるんです。
会社も仕事ができる人に出世してほしいわけでして、仕事ができる人にチャンスを与えるんですよね。
なので、大企業であればあるほど、激しい戦いに勝ち続けなければいけないんです。
仕事を任せてもらえるまでのステップが多い
大企業でやりたいことをやらせてもらえるのは、周りから信頼があって、かつ結果を出している人です。
つまり、
ステップ①:入社して、簡単な仕事を覚える
ステップ②:ある程度仕事を覚えられたら、上司に同行
ステップ③:そこで上司に気に入られたら、簡単な仕事がもらえる
ステップ④:もらった簡単な仕事で、上司の期待以上の成果を出す
簡略的にいうと、こんな感じです。
多くの人はステップ②で脱落していきます。というのも、ステップ②あたりで、仕事がつまらなくなるんです。
やりたくもな仕事を我慢して、やっと上司に同行できたと思ったら、ダメ出しばかりされて、もうんざり。
仕事を任せてもらえるまでに、ステップがたくさんあるので、自分のやりたいことができるようになるまでの道のりが遠いんです。
大企業に入社して、想像と違うことはよくあること
理想と現実が違うことはよくあること
「大企業に入社したものの、なんだか想像していたのと違ったかなぁ」と思うこともあるかもしれません。
これは、大企業に限らず、中小企業でもよくあることなんです。
- 給料や手当といった報酬はいいけれど、職場の人間関係が最悪
- 丁寧に仕事を教えてもらえるのかと思ったら、雑な対応をされた
- 大企業で大きな仕事がしたかったのに、任されるのは雑用ばかり
会社の案内やホームページをみても、わからないことってあるんですよね。それは、大企業でも中小企業でも同じです。
だからといって、「どうすればいいんだ〜!」と悩む必要もないんじゃないでしょうか?
むしろ、『合わなければやめればいい』くらいに考えてみるのはどうでしょう?
会社の案内やホームページといった情報は、その会社が外に対してアピールするための情報です。
その会社の中の情報は、そこで働いている人にしかわかりません。
このまま大企業にいるのは時間の無駄?
時間の無駄かどうかは、大企業で何をしたか、何ができるようになったか、それ次第だと思います。
- 毎日同じようなことを繰り返していないか
- 帰宅してその日一日、何をしたか思い出せるかどうか
大企業でしか学べないこと、大企業でしか経験できないようなはたくさんあります。
それを学べているのか、経験できているのか、思い返してみてください。
もし、学べていない、経験できていないのなら、貴重な時間を無駄にしている可能性があります。
大企業じゃなくても、やりたいことはできる
就職活動や転職活動で、会社を選ぶ際、どうしても注目してしまう項目ってありますよね。
それは、その企業の『知名度』ではないでしょうか?
誰も知らないような会社より、やっぱりみんなが知っているような会社で働きたい。
誰もがそう思うはず。
ですが、『みんなが知っている会社』より『やりたいことができる会社』の方がよくないですか?
みんなが知っている会社は、みんなで似たような仕事をして、そこでの競争に勝った人だけが、やりたい仕事ができるようになるんです。
一方で、やりたいことができる会社なら、入社した途端やりたいことに携わることができますよね。
確かに大企業じゃないと、できないことはあります。
ですが、大企業だからこそ、逆にできないこともあるんじゃないでしょうか?
大企業で働くことがすべてではありません。大企業以外にも選択肢があることを忘れないでください。
まとめ
大企業って、ブランド名だったり、給料や、福利厚生がいいので、魅力的ではあります。
ですが、しっかりしている分、ある程度組織として完成しているんですよね。
なので、自分が思っているような仕事ができなかったり、チャンスがめぐってこなかったりと、成長を感じないことがあるかもしれません。
そんなときは、別の選択肢を考えてみるのはどうでしょう?
『自分がやりたいことは、大企業じゃないとできないことなのか』
もし、大企業じゃないとできないことなら、自分のやりたいことができるように、精進していかなくてはいけません。
でも、「いや、大企業じゃなくてもいいかも」と思えるのなら、転職することも選択肢のひとつなんじゃないでしょうか?
ということで、今回は以上です。
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