普段、職場で部下と話すような場面も少なく、部下とコミュニケーションをとるタイミングが見つからない。
そのため、部下とのコミュニケーションの取り方がわからず悩んでいる。
この記事では、部下とのコミュニケーションの取り方について解説しています。
このままだと、仕事にも支障が出る、部下が辞めていかないか心配。そんな悩める上司の参考になれば幸いです。
本記事では、下記の内容を解説します。
- 上司と部下の正しいコミュニケーションの取り方
- 上司と部下のコミュニケーション改善で、職場も改善される
- 上司として部下から頼られたいなら、コミュニケーションの改善を
この記事を書いている僕は、不動産投資会社で4年間勤務していました。
部下をもった経験もあります。上司なら誰もが一度は通る、部下とのコミュニケーション問題。
今回は、僕の過去の経験を元に『上司と部下のコミュニケーションの取り方』について解説していきたいと思います。
上司と部下の正しいコミュニケーションの取り方
コミュニケーションの取り方って難しいですよね。
ここでは、上司と部下の正しいコミュニケーションの取り方について、見ていきたいと思います。
- 正しいコミュニケーションの取り方①:笑顔で受け答えする
- 正しいコミュニケーションの取り方②:部下の話に耳を傾ける
- 正しいコミュニケーションの取り方③:目的をはっきり教える
- 正しいコミュニケーションの取り方④:心の扉をオープンにする
- 正しいコミュニケーションの取り方⑤:部下も戦力の一員としてみる
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
正しいコミュニケーションの取り方①:笑顔で受け答えする
笑顔は最強です。上司が笑顔でいると部下も安心できます。
これは立場が逆でも言えますよね。部下が明るく笑顔で仕事をしている光景を見ると、上司も安心しませんか?
笑顔は安心感をもたらせてくれます。安心できる相手となら、コミュニケーションもスムーズにできますよね。
上司が笑顔でいると、部下も安心できるので、正しいコミュニケーションができます。
逆に、部下が上司に不信感を抱いていると、笑顔は消え、正しいコミュニケーションができません。
仕事の忙しさで、ついつい厳しい顔つきになっていないか、ときたま鏡でチェックするようにしましょう。
正しいコミュニケーションの取り方②:部下の話に耳を傾ける
部下の話に、耳を傾けない上司っていますよね。
僕も仕事が忙しい時に、部下の話を適当に聞いていたり、後回しにしていたりしていました。
その結果、部下からの報告が減り、会話が減り、気がついたときには、上司である僕じゃなくて、違う先輩を頼っていました。
仕事が忙しいことを理由に、部下の話をいい加減にきていたのが、よくなかったと反省、、、。
部下の話を聞くときは、最低でも、部下の方をみて話を聞くようにしましょう。
正しいコミュニケーションの取り方③:目的をはっきり教える
目的が見えていないと、仕事も頑張れません。
仕事を頑張れないと、コミュニケーションも減っていきます。
例えば、
- あの書類、確認しておいて
- あの案件の進捗、確認しておいて
といったような指示だと、部下の頭の中は『なんで?』という状態。
これが、
- 急なんだけど明日、あの書類が必要になったから、今のうちに不備がないか確認しておいて
- 期限が迫ってきているから、あの案件の進捗がどうなったか、そろそろ確認した方がいいかもね
という指示なら、部下もなんのためにするのか、その目的がわかります。
明確な目的を与えることで、部下のやる気は増加し、上司とのコミュニケーションも増えます。
正しいコミュニケーションの取り方④:心の扉をオープンにする
心の扉をオープンにするというのは、『気軽に話しかけてきて、いいんだよ』と伝えることです。
部下は部下で、上司とのやりとりを考えています。
- 今、はなしかけてもいいのだろうか?
- 今、手を止めさせるのは、なんだか申し訳ない
- 些細な質問でも、上司に聞いていいのだろうか?
自分の上司ということもあって、部下は部下なりに気を使っているんです。
そんな部下の不安を取り払ってあげることができれば、自然とコミュニケーションの機会も増えていきます。
正しいコミュニケーションの取り方⑤:部下も戦力の一員としてみる
部下も立派な戦力として数えてあげましょう。
部下にはまだ早いといって、雑用ばかりさせていませんか?
雑用ばかりだと、部下のモチベーションは下がる一方です。
部下にはまだ早いと思えるような仕事をませてみるのもありです。
もちろんミスはありますが、それでも、部下は任された仕事を精一杯やろうと最後まで奮闘します。
そして、部下はわからないことだらけなので、当然上司は、質問の嵐にあいます。
そこで、コミュニケーションを図ることができ、部下の信用を得ることができれば、次に繋げることができます。
上司と部下のコミュニケーション改善で、受けられる恩恵
上司と部下のコミュニケーション問題が改善されると、こんないいこともあります。
- ピリピリした職場の空気が和らぐ
- 上司の元から去っていく部下が減る
- 上司と部下の連携がよくなり、仕事がスムーズになる
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
ピリピリした職場の空気が和らぐ
コミュニケーションが不足している職場って、なんだかピリピリしていて、居づらくありませんか?
コミュニケーション問題を改善することで、快適な職場に生まれ変わることができるんです。
「仕事にきているんだから、緊張感を持つのは大事なのでは?」と思われるかもしれません。
確かに緊張感は必要ですが、朝から夕方まで、一日中緊張しっぱなしじゃ、疲れませんか?
何事も適法適量がいいかと思います。
上司の元から去っていく部下が減る
会社を退職する理由で、いつも上位にあるのが、職場の人間関係です。
- 上司についていけない
- 同僚とうまくやっていけない
そんな人間関係に嫌気がさして、会社を辞めていく人って多いんです。
こういったことも、結局はコミュニケーション不足が原因なんですよね。
コミュニケーションが改善されることで、上司や部下、同僚との関係を深めていくことができます。
そして、関係を深めていき、お互いを知ることができれば、人間関係に嫌気が差すこともなくなるんじゃないでしょうか。
上司と部下の連携がよくなり、仕事がスムーズに
チームで仕事をするときに、重要になるのが連携です。
連携が取れていないと、仕事もスムーズに進みませんし、トラブルの原因になることも。
仕事をスムーズに進めるため、トラブルの元凶を減らすためにも、日頃のコミュニケーションが大きな力を発揮してくれます。
上司として部下から頼られたいなら、コミュニケーションの改善を
『上司として、部下から頼られたい!』そんな想いを実現させたいのなら、部下とのコミュニケーションに力を入れましょう。
上司と部下のコミュニケーションって、難しいと思われるかもしれませんが、実は単純なんじゃないでしょうか?
上司が部下のことを見てあげる、そして、声をかけてあげる。それだけでいいのはないか。そんなふうに思います。
上司という立場を意識するあまり、
- 上司は背中で語るもの
- 悩み事があるなら、部下の方から相談にくるべき
そんな上司の思い込みが、部下から距離を置かれる原因になっているのではないでしょうか?
想いは言葉にしなければ伝わりませんし、部下はかまってあげなきゃついてきません。
コミュニケーションって、人間関係を築く、架け橋なんです。
- 部下のことをよく観察して、困ったときには声をかけてあげる
- 部下から相談を受けたときは、例えたいしたことがないようなことでも、暖かく受け入れてあげる
その繰り返しが、信頼に繋がり、部下から頼られる上司になれるのです。
ということで、今回は以上です。