上司に相談しようにも、『どうやって相談しようか』とか『どのタイミングで相談しようか』と悩んでしまい、相談できず。
その結果、仕事がうまく行かなくなって、上司から「なんで相談しないんだ!」と怒られてしまう。
そんな経験はありませんか?
本記事では、下記の内容を解説します。
- 上司への相談の仕方
- 上司に相談するタイミングとは
- 上司に質問する前にすべきこと
上司への相談の仕方
いざ、上司に相談しようとなると、いろいろ考えてしまい、躊躇することってありますよね。
ここでは、上司に相談するときに大切な『3つの伝え方』について解説しています。
伝え方①:用件を先に伝える
まずは、用件を先に伝えることです。
用件がわからなければ、上司はどんな風に話を聞けばいいのか、わからないからです。
これは、部下と上司の立場が違うというのもあって、部下が間違った捉え方をする場合があります。
部下:上司なんだから、部下の仕事内容くらい、わかっていて当たり前、何を言おうとしているのかもわかるはず。
上司:他にも部下はいるし、案件も多く抱えているんだから、どの案件の、何について、のことなのかを先に言わないとわからない。
なので、上司に相談するときは、「〇〇の件の△△について相談したいことがあるのですが・・・」と先に用件を伝えましょう。
伝え方②:結論から伝える
新入社員に多いのですが、話をちゃんとわかって欲しいがために、起きたこと全てを話そうとするのはNGです。
上司は、多くの仕事を抱えているので、話の全てを聞く時間はありません。
例えば下記のようなパターン
これだと、説明する側は、細かな報告をしているつもりでも、聞く側からすると、最後まで聞かないと、何が言いたいのかがわかりません。
そして、もう一度、説明しないといけない、なんてことにもなりかねません。
そうなると、時間の無駄ですよね。
一方②の方は、「判断に迷っている」ことを先に伝えているので、聞く側としては、「判断のアドバイスを求めているんだな」というのがわかりますよね。
そして「どういったことで判断に迷っているのか」というところに焦点を置いて、話を聞くことができます。
伝え方③:アドバイスがほしいことを伝える
よくある間違いが「〇〇がわかりません」「〇〇ができません」といってしまうことです。
これだけですと「わからない」「できない」ということを、報告しているだけになってしまいます。
報告の後に「教えてください!」「どうすればいいですか?」をつけるだけで、相談になります。
- 「わからないので、教えてください!」
- 「できないのですが、どうすればいいですか?」
このように伝えることで、上司も「アドバイスがほしいんだな」というのがわかります。
上司に相談するタイミングとは
上司に相談するにも、タイミングを見計らう必要があります。
忙しい時に、相談されても、重要なことじゃなければ、後回しにされてしまいます。
まずは、相談事が重要なことなのか、それとも、さほど重要ではないのかに分けて、重要なことならすぐに伝えるべきですし、さほど重要でなければ、忙しくない時に相談しましょう。
重要か重要じゃないか、判断に迷ったときは、先輩社員に確認しましょう。
タイミングを間違えると、無駄に怒られかねないので、タイミングを見計らうのは大事です。
上司に相談する前にすべきこと
上司に相談する前にすべきことは
- 自分でも調べてみる
- 相談する内容を整理する
- ポイントをつける
この3つです。
自分でも調べてみる
何でもかんでも、相談するのはよくありません。
厳しい言い方になるかもしれませんが、会社は学校ではないので、教えることがメインではないのです。
入社当初に「わからないことがあったらなんでも聞いて」と言われますが、これには、言葉がいくつか抜けていて、
「最初の頃はわからないことも多いだろうから、なんでも聞いて」というのが正しいです。
ある程度仕事に慣れてきて、わからないことがあっても、すぐに相談するんじゃなくて、
まずは、あなた自身で一度調べてみて、それでも解決できないようなら、相談してみましょう。
相談する内容を整理する
上司に相談して、話を聞いてもらうということは、上司の時間をあなたに使っている、ということになります。
起きたことの1〜10まで、全てを話そうとすると、時間がかかってしまいます。
特に忙しい上司になると、話の途中で、「もういい、わかった。その件は〇〇に聞いて」と、他の人に投げてしまいます。
そうなると、本当に相談したい人に相談ができません。
なので、どんなことを相談したいのか、その内容を整理して、簡潔に伝えれるようにしておきましょう。
ポイントを明確に
話をまとめたとしても、あなたが、どんなことに困っているのかが、わからないときもあります。
なので相談するときは、困っているポイントをわかりやすくしましょう。
例えば
困っていることが2点あります。
それは〇〇と△△です。
□□したいのですが、その方法がわからないので、アドバイスいただけないでしょうか?
みたいな感じで、どんなことに対して困っていて、どんなアドバイスが欲しいのかを伝えましょう。
まとめ
上司に相談するときに意識しないといけないことは、『相談も仕事の内』ということです。
なので、相手の時間を取らないために、簡潔に話の内容をまとめて、どうしてほしいのかを伝えることです。
昔の僕はこの辺ができていなかったので、よく怒られていました。
最初は難しく思われるかもしれませんが、ひとつひとつ意識しながら、やっていけば徐々に慣れていきます。
いろいろと面倒だと思うかもですが、1人で悩みを抱えながら仕事するよりかは、いくぶん楽だと思いますよ。
今回は以上です。