こういった疑問にお答えします。
本記事では以下の内容を解説します。
- アパート選びの落とし穴
- 入居までの流れ
この記事を書いている僕は、以前不動産会社に勤務していました。その中で、数多くの物件をみてきました。
その経験から、アパートを選ぶ際に注意すべきところを説明します。
アパート選びの落とし穴
あなたがアパートを選ぶときに重要視することはなんですか?
家賃、間取り、周辺環境ですか?それとも築年数ですか?
どれもアパートを選ぶ上で重要視するランキングトップ5に入るものですね。
しかし、実はトップ5に隠れてしまい、気がつきにくいところもあるのです。
意外と見落としがちなところ3つ
結論からいうと
- 夜の周辺環境
- 共有部分
- 設備
の3つです。
夜の周辺環境
アパートの内覧は、明るいうちにすることがほとんどです。
実は、場所によって朝と夜とでは一変することがあるのです。
明るいうちに、内覧で訪れたアパートの周辺環境がよかったとしても、夜に再び訪れてみると街灯もなく、周りが真っ暗ってこともあります。
特に女性の一人暮らしは危険なので、アパートの内覧は明るいとき、と暗いときの両方のときに訪れた方がいいです。
夜の内覧が難しいのであれば、明るいときに内覧する際は、周りに街灯があるかどうかを確認するのもいいですね。
街灯がないということは、夜は暗くなる可能性があるからです。
共有部分
共有部分というのは、アパートに住んでいる住人が共有で使用する部分のことです。
つまり、部屋以外の部分のことです。
マンションであれば、階段や廊下、エレベーターといったところです。
共有部分の汚れがあまりにも目立つ場合は、管理がどのようになっているのかを確認した方がいいです。
「多少汚れていても気にしないよ」と思われるかもですが、ちょっと違いまして、
というのも、共有部分が汚れているということは、管理が行き届いていない可能性があるんです。
仮にトラブルがあったとき、どのような対応をしてくれるのかといった確認が必要です。
設備
お部屋の内覧で訪れた際に、エアコンや照明が取り付けてあると、新しく購入しなくて済むので嬉しいですよね。
誰でもお部屋に取り付けてあれば、「故障したときは大家さんが直してくれる」とおもいがちです。
実はここも一つの落とし穴です。
「え?どこが?」とおもわれるかもしれませんが、仮にエアコンや照明が、前の住人の置いていったものであれば、残置物である可能性があるからです。
残置物であれば、故障したとしても、大家さんが修理する義務はないので、
故障した場合、新しい入居者であるあなたが、お金を支出して修理しなければなりません。
特に注意するのは、エアコンや照明といったものが古い場合です。
築年数が経過しているような物件で、エアコンや照明がついてるようなときは営業マンに「これは設備ですか?残置物ですか?」と確認した方が無難です。
入居までの流れ
入居までの流れを簡単にすると
①お部屋の条件を決めて、不動産会社に行く
↓
②アパートの内覧
↓
③重要事項説明
↓
④契約
↓
⑤入居審査
↓
⑥鍵渡し・入居
こんな感じですね。
それでは一つずつみていきましょう。
①お部屋の条件を決めて、不動産会社に行く
どんなお部屋に住みたいか条件をいくつか決めましょう。
先に条件を決めてた方が物件選びがスムーズです。
家賃や間取り、住む場所など漠然とした感じでも大丈夫です。
あとは営業マンが絞り込んで探してくれます。
②アパートの内覧(内覧は2件または3件くらいが良い)
内覧する物件は出来る限り少ない方がいいです。
理由は、内覧する物件が多いと、正しい判断ができなくなる可能性があるからです。
というのも、内覧する件数が多いと、内覧が終わったときにはもう疲れてしまって、判断力が落ちる傾向にあります。
気になる物件が多くて、内覧したいとおもう気持ちはわかりますが、2件または3件くらいに絞った方がいいでしょう。
③重要事項説明(聞き流し厳禁)
不動産の契約前に必ず重要事項説明をします。
重要事項説明書の内容は難しいかもしれませんが、聞き流すのは危険です。
重要事項説明書については下記の“参考記事”で説明しています。
-
【知らない人が多い】重要事項説明書と契約書の違い【項目も解説】
④契約
いよいよ契約の段階になりましたが、ここで注意しておかなければならないことは下記の“参考記事”をどうぞ。
-
アパートを契約するときの注意点は2つ【無駄を抑えたい】
⑤入居審査
入居審査ってどんなことを審査するの?期間はどのくらいかかるの?
入居審査についてまとめた記事がありますので、下記の“参考記事”からどうぞ。
-
アパートの入居審査にかかる期間はどのくらい?【目安の日数とは】
⑥鍵渡し・入居(部屋のチェックは大切)
いよいよ新しい生活に向けての最終段階です。
しかし、もう一つやっておいた方がいい事がありまして、それは部屋のチェックです。
引渡しを受けた時点のお部屋の状態を、何かに記録しておくと、退去する際のトラブル防止になります。
退去する際にお部屋の汚れやキズがないかをチェックしますが、入居者がつけた汚れやキズに関しては修繕費がかかります。
もし、汚れやキズがあれば写真をとって、営業マンに連絡してしましょう。
このように証拠を残しておくことで、退去するとき「この傷は入居前からありましたよ」と主張できます。
つけた覚えのない汚れやキズで修繕費を取られたくないのであれば、鍵を受け取ったらまず部屋にキズや汚れなどがないかチェックしましょう。
今回は以上です。