こんな疑問にお答えします。
本記事の内容はこちら
- 仲介手数料の仕組みについて
- 仲介手数料が無料の理由
アパート借りる際の、入居費用に必ずある項目が『仲介手数料』という項目です。
基本的に家賃1ヶ月分(税込み)となっていることが多いですが、中には『仲介手数料半額』や『仲介手数料無料』といった仲介業者も見かけることがありますよね。
仲介手数料ってそもそもなんなの?というところから、仲介手数料の交渉までを解説します。
仲介手数料の仕組みについて
仲介手数料とは?
結論からいうと、仲介手数料とはお部屋を紹介してくれた、仲介業者に支払う紹介料のようなものです。
大家さんはアパートを持っていても、入居者を募集するノウハウはありません。
もちろん契約や法律についても素人です。
一方、アパートに住みたいと検討している人は、アパートを探しているけど、どこにどんなアパートがあるのかわかりません。
そこで、大家さんとアパートを探している人の仲を取り持つ、仲介業者が入居者の募集から、契約関係までを大家さんに代わって行う代わりに、その報酬としてもらう金銭が仲介手数料です。
仲介手数料無料の物件には裏がある?
仲介手数料が半額や無料といった理由については、仲介業者によって様々ですが、よくある理由として
①大家さんが早く入居者をつけたいから
②自社物件または管理物件で、入居率が低いから
③繁忙期に入居者を自社の物件に誘導するため
それぞれ見ていきます。
①大家さんが早く入居者をつけたいから
これは長い間、部屋を空けておくより、早く入居してもらった方が家賃収入にもなるし、人が入居することで部屋の劣化を防ぐことにもなるからです。
なので、「入居者の仲介手数料を私が負担するから、早く入居者を見つけて!』と大家さん側の事情があるからです。
※実際は大家さんが、仲介手数料を負担するわけではありませんが、わかりやすく説明するとそんな感じです。
②自社物件または管理物件だから
ネットで賃貸物件を探していると、同じ物件を他の仲介業者のサイトで見たことはありませんか?
これは、大家さんがいろんな仲介業者に、入居の募集を依頼しているからです。
広く募集に出している物件を一般物件とよんだりもします。
一つの仲介業者しか取り扱っていないような物件、を自社物件や管理物件と言います。
自社物件なら毎月家賃が入ってくるので、仲介手数料を安くしても損することはありません。
管理物件ですと、大家さんから管理を任されている以上、空室率が高いのはよくありません。
そこで空室率を減らすために、仲介業者は自分たちの取り分を減らしてでも、入居者を増やそうとします。
③繁忙期に入居者を自社の物件に誘導するため
繁忙期になると、仲介業者にとっては入居者を増やすチャンスです。
このタイミングを逃すまいと、入居者を自社の物件に入居させようと様々な施策を講じてきます。
それが、仲介手数料半額や無料、フリーレントといったキャンペーンです。
このように、仲介手数料が半額・無料と聞くと怪しいように思われるかもしれませんが、実はそれぞれの事情や狙いがあります。
まとめ
ポイントを整理すると
- 仲介手数料とは仲介業者に支払う報酬のようなもの
- 仲介業者の主な収入源の一つが仲介手数料
- 仲介手数料が安いからといって入居者に不利なことがあるとは限らない
仲介手数料が無料だからといって怪しいというわけではありません。
むしろ普段より安く入居できるチャンスです。
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アパートを契約するときの注意点は2つ【無駄を抑えたい】
今回は以上です。